レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年10月23日
- 登録日時
- 2024/12/20 09:37
- 更新日時
- 2025/01/10 21:03
- 管理番号
- 県立長野-24-171
- 質問
-
未解決
松代藩に関わる文書「御家旧記」の写しが見たい。『松代 歴史と文化』に記載のある元禄13年、寛永19年の善光寺の火災に関する記述を確認したい。
- 回答
-
「御家旧記」の写しの所蔵機関は確認できなかった。
国文学研究資料館で「御家旧記」(信濃国松代依田家文書 請求番号:44C/229)を所蔵しているが、照会したところ、真田幸隆(幸綱)から真田信政の時代、天文頃から大阪の陣(慶長)までの内容となっており、今回探している明暦から宝永期の「御家旧記」より以前の時代のものであるとの回答があった。
- 回答プロセス
-
1 利用者調査済の「御家旧記」が引用されていたという資料を確認する。
・『松代 歴史と文化』信濃毎日新聞社編・刊 【N212/331】
p.54にこの資料に関する記述があり、「御家旧記」について下記のことがわかる。
・ 明暦3年(1657年)から宝永5年(1708年)の松代藩内の出来事をまとめた文書であること
・原本は廃藩置県後、真田家の菩提寺である長国寺に保管されていたが、明治5年(1873年)に火事で焼失したこと
・引用元は、原本ではなく、残された写しを引用していること
2 当館資料の真田家に関する資料を翻刻している可能性がある資料を探す
・『真田家文書』米山一政編 長野市 1981-1983【N208/53】 全3巻
・『新編 信濃史料叢書』信濃史料刊行会編・刊 1970【N208/43】 全24巻、別巻
3 関係機関の所蔵を探す
「御家旧記」や「御家 旧記」などのワードで検索を行う。
・長野県立歴史館「長野県立歴史館(文献史料) 収蔵品データベース」[最終確認日 2024.12.20]
・国文学研究資料館「収蔵歴史アーカイブズデータベース」[最終確認日 2024.12.20]
「信濃国松代依田家文書」の中に「御家(真田)旧記」との記述が確認できるが、目録上では期間等の詳細はわからない。
・真田宝物館「収蔵品データベース」[最終確認日 2024.12.20]
4 関連機関に照会する
・真田宝物館
「御家旧記」の所蔵照会をしましたが、同一タイトルの史料は所蔵していないとの回答があった。
・国文学研究資料館
3のデータベースで確認できた「御家旧記」(信濃国松代依田家文書 請求番号:44C/229)について、書かれている時代等を照会したところ、上記の旨、回答があった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210)
- 参考資料
- キーワード
-
- 御家旧記
- 真田 (氏)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000360820