レファレンス事例詳細

『八幡市旧蹟史』の「毛谷村六助　屋敷跡」・・・字清田にあり、と記載あり。18～19ｐ

『槻田の歴史』によると武術の師に出会い「毛谷村の六助」の名が高くなり、小倉藩城代に召し出されたが教えにより自身に勝った人に仕えると固辞。小倉から山越した高槻に居を構え、道場を開いて剣術の指南を始めた。数々の功績を残し加藤清正の家臣に取り立てられ名を木田孫兵衛と改めた。朝鮮出兵帰還後は毛谷村に住んだとも高槻村に住んだともいわれている。文禄の役で戦死したという説も有。山国町槻木には毛谷村六助の墓があり、その説明文によれば、享年６２歳で山国町に埋葬されたと伝えられている。清田一丁目には毛谷村家があり、同家付近が毛谷村六助の居住地と言われている。（写真３５、22ｐ）終戦直後には家宝の日本刀を八坂神社に奉納したとのことである。

「英彦山権現誓助剣（ひこさんごんげんちかいのすけだち）」・・・天明年間（１７８０年代）に大阪で上演された歌舞伎「英彦山権現誓助剣」は吉岡一味斉の敵、微塵弾正を、吉岡の娘、お園の助太刀をして島津征伐のために小倉に来た豊臣秀吉の面前で討つ物語として知られ映画化もされた歌舞伎・文楽作品。「英彦山権現誓助剣」は彦山権現誓助剱/彦山権現誓助剣/彦山権現誓助劔/彦三權現誓助劔/彦三権現誓助劒/毛谷村六助/毛谷村（ケヤムラ）とも称されている。近年は「英彦山権現誓助剣　毛谷村」という演目名で数年に一度のペースで上演されている。https://kabukidb.net/search?pid=12330&page=2