レファレンス事例詳細

昭和10(1935)年頃の大阪市内居住の香川県出身者の人口について記載がある資料をご紹介します。

(1) 国立国会図書館デジタルコレクション『大都市比較統計年表 第1回(昭和11年)』(大都市調査統計協議会/編　大都市調査統計協議会　昭和13)(インターネット公開)<当館書誌ID：0080206553>
https://dl.ndl.go.jp/pid/1452337/1/20　(2024.5.8確認)
「第三編 人口　人口静態」p.12-13(コマ番号20)「3.出生地別人口(昭和五年国勢調査)」のp.12(コマ番号20)大阪市の項の出生地：香川県の列に総数・男女別数の記載があります。

なお、国立国会図書館デジタルコレクションでは、『大都市比較統計年表』の第1回(昭和11年)～第4回(昭和14年版)までの本文をご覧いただけますが、同項目はいずれも昭和5年国勢調査に基づくものでした。

(2) 『大都市比較統計年表 自昭和28年至昭和33年』(大都市統計協議会/編　大都市統計協議会　1955-60)
昭和28年(昭和30年刊行)から昭和33年(昭和34年刊行)までの6冊を合本した資料です。
昭和28年(昭和30年刊行)分の「II　人口」p.8-9「6　出生地及び男女別人口」のp.9大阪市の項の都道府県別：香川県の列に、総数・男女別数の記載があります。p.8の注記によると、集計結果は昭和25年度国勢調査に基づいたものです。
なお、昭和29年から昭和33年分には、当該統計結果そのものの掲載がありませんでした。

資料(1)(2)で出典とされている国勢調査は、インターネット上でご覧いただけます。
(3) e-Stat 政府統計の総合窓口：データセット一覧：国勢調査：昭和5年国勢調査：人口，體性，年齢，配偶関係，出生地，民籍国籍，世帯，住居
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tclass=000001026561&cycle=0　(2024.5.8確認)
資料(1)の出典である昭和5年の国勢調査結果です。表番号21「出生地(五十四区分)別人口-府県」のPDFファイルをクリックすると、p.122に内地生：香川県の項があります。大阪府の行に、総数・男女別数の記載があります。なお、大阪市のみの掲載はありませんでした。

(4) e-Stat 政府統計の総合窓口：データセット一覧：国勢調査：昭和25年国勢調査：男女別・年令・配偶関係・国籍又は出身地・出生地・教育・世帯・住宅
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tclass=000001027787&cycle=0　(2024.5.8確認)
資料(2)の出典である昭和25年の国勢調査結果です。表番号10「出生地及び男女別人口－全国・市部・郡部・都道府県・市部・郡部1950年」のPDFファイルをクリックすると、p.169に大阪府・市部・郡部の項があります。出生地：香川県の行に、総数・男女別数の記載があります。なお、大阪市のみの掲載はありませんでした。