レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/03/19
- 登録日時
- 2024/04/03 00:30
- 更新日時
- 2024/06/06 00:30
- 管理番号
- R1014506
- 質問
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解決
1955年(昭和30)にヘレン・ケラーが来日した際の大阪滞在時の記録はあるか。
- 回答
-
以下の資料に掲載されています。
(■は図書、●は新聞記事を表します)
■『年譜で読むヘレン・ケラー:ひとりのアメリカ女性の生涯』(山崎邦夫/編著 明石書店 2011.7)
p.202に5月27日から6月7日にかけて訪日したとあり、「10日ほどの滞在で、わずかな公式日程として、皇居を訪問し、勲三等瑞宝章を受ける(中略)大阪では前年死去した岩崎武夫の墓参を果たした」としています。
●「ようこそヘレン・ケラー女史」『毎日新聞』1955年(昭和30)5月28日朝刊7面(毎日新聞データベース『毎索』で確認)
「滞日日程」として大阪滞在時の予定について次の通り記されています。
6月1日
午前 日航機で大阪へ、午後本社(大阪)[引用者註=毎日新聞社]訪問
新大阪ホテルで宿泊
6月2日
午後 中之島公会堂で講演会
新大阪ホテルで宿泊
6月3日
社会事業施設視察、京都に移動
■『わが国の障害者福祉とヘレン・ケラー 自立と社会参加を目指した歩みと展望』(日本ライトハウス21世紀研究会/編 教育出版 2002.10)
p.78-79「ヘレン・ケラーの弔問来日」に次の通り記されています。
来日の目的が岩崎武夫の墓参であったとし「東京と大阪での公的な行事の後、彼女たち[引用者註=ヘレンとポリー]がライトハウスに着いたのは6月3日であった(中略)部屋の中にしつらえた祭壇に花環を捧げ、遺影の前で長く佇んでいた二人の顔に、あのにこやかな微笑みはライトハウスにいる間、一度も見られることはなかった」と記されています。(p.78)
[事例作成日:2024年3月19日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 10版)
- 参考資料
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- B12686561 年譜で読むヘレン・ケラー 山崎/邦夫∥編著 明石書店 2011.7 289.3 978-4-7503-3430-1 (202)
- B11082788 わが国の障害者福祉とヘレン・ケラー 日本ライトハウス21世紀研究会∥編 教育出版 2002.10 369.27 4-316-37960-7 (78-79)
- キーワード
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- ヘレン・ケラー
- 大阪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000348651