レファレンス事例詳細

■図書
・『日本国語大辞典』第７巻
　p.917「すし」の項［語誌］（6）に表記についての簡単な解説あり。

・『すし語辞典』
　p.121に「鮓」「鮨」「寿司」の項目があり、それぞれの説明を記載。

・『すしの貌』
　p.18～「鮨と鮓」の項に、それぞれの表記について歴史を交えて記載。同著者の『すしの事典』にも「鮨と鮓」の項（p.11～）がある。

・『現代すし学』
　p.61にそれぞれの表記の簡単な説明、p.140～「すしの字考（－鮨と鮓－）」に表記方法の変遷、歴史を記載。

・『鮓・鮨・すし　すしの事典』
　p.13～に、「鮨」「鮓」について歴史を交えて紹介されている。「鮨」「鮓」「寿司」以外の表記も掲載。
　p.347　著者と篠田統氏の対談の中で「鮨」と「鮓」の違いについて触れている。

・『すし物語』
　p.23　「寿司、鮨、鮓は後世の創作された当て字」という説と「鮓も鮨も一七〇〇年前から中国では用いている文字」という説を掲載。

・『すしの美味しい話』
　p.33～「鮨、鮓、スシ、すし」に、漢字の歴史と、「握り鮨」「関西鮓」という表記の違い、全国的な鮨・鮓の使い分けの分布について記載。

・『すし』（近藤弘／著　柴田書店　1982）
　p.147～「８　鮓と鮨の文字をめぐって」古代から近代にかけての文学作品等を元に、使用されている漢字を分析。


その他、次の図書にそれぞれの違いについての簡単な説明が掲載されている。

・『すし　天ぷら　蕎麦　うなぎ』p.276「鮓」「鮨」「寿し」

・『すしの歴史を訪ねる』p.26～27「鮓」「鮨」「寿司」

・『だれも語らなかったすしの世界』p.7～8「鮨」「鮓」「寿司」

・『すしの事典』p.11～12「鮨」「鮓」


また、『すしの本』（篠田統／著、柴田書店、岩波書店）は、上に挙げたほぼすべての図書の参考文献。
「第三編　すしの食物史」では、文献に使用されている漢字にふれつつ、すしの歴史について詳細に解説されている。