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現在の地図に旧地名とその境界線が追記されているものがあればそれが一番よいとのことだった。
地域資料の書架からまず『吹田市史』にあたり、また山田地域関連の資料の内容を確認していった。

『郷土吹田の歴史　第2版』（吹田市総務部市史編さん室/編集　 吹田市役所　1990）p163～p164や折り込み図「吹田の行政区画の変遷」によれば、「山田上」「山田中」「山田下」「山田別所」「山田小川」は幕末の村名。明治22年にこの5つの村が合併して「山田村」となり、「山田上」などの旧村名は大字名となった。
その後、昭和30年には山田村が吹田市に合併されている。
『山田郷土史山田のあゆみ』（山田自治会郷土史編纂委員会／編集　山田自治会郷土史編纂委員会　2001）p8には「吹田市へ合併のちの山田の大字・小字図」があるが、現在の地名は記載されていない。

『山田下自治会のあゆみ』（吹田市　1993）p15によれば、昭和48年（1973年）に山田地区の住居表示制度が変わっている。
この時に『吹田市史　第2巻』の付図にも書かれている「山田東」などの現在も使用されている地名となり、旧大字・小字名が廃止となった。

『吹田市詳細図』（日本特殊地図協会）は吹田市内の地域別に毎年発行されており、現在の自治会名とその境界線が記載されている。
現自治会の境界は、一部だが旧地名やその境界と重なっているところがある。