レファレンス事例詳細

インターネットで「東洋セルロイド」で検索し、渋沢栄一記念財団ホームページ「渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図」東洋セルロイドのページを見つけた。（最終確認　2022.1.30）。当該ページの典拠資料欄に(1)『大日本セルロイド株式会社史』（[大日本セルロイド／編]　大日本セルロイド　1952）が記載されていた。p65の本文とp273の年表に、大正8年9月8日東洋セルロイドを含む8社の合同が成立し大日本セルロイド株式会社が設立した旨の記載があり、存在時期の最終年月がわかった。

次に、大正時代の企業・団体名簿を調査した。
当館では大正期の名簿は所蔵していないため、国立国会図書館デジタルコレクションで(2)『帝国銀行会社要録　第7版』（帝国興信所／編　帝国興信所　1918）（最終確認　2022.1.30）を調査した。東洋セルロイド株式会社は大正5年11月に設立と記載があり、住所（三島郡（みしまぐん）吹田町四八八四）が確認できた。

(3)『吹田志稿』（亘節／著　亘甫　1976）付録地図「吹田町全図」で当時の住所を確認した。

(4)『ブルーマップ吹田市　住居表示地番対照住宅地図　１　南部』（ゼンリン　2020）現在の地名を確認した。