レファレンス事例詳細

参考資料（1）p.61～69に掲載された「広島市における原子爆弾に関する調査（一般調査）―抄―」（呉鎮守府）には，落下傘の投下について記述がある。
P.65には，「原子爆弾搭載機の僚機二機のうち，一機は爆発の模様を調べる観測無線通信装置を落下傘により投下した。（後略）」との記述があり，「落下傘つき観測器（テレメーター）の落下した水田」（可部町報恩寺裏。旧亀山村大毛寺）の写真あり。　
参考資料（2）「第19項　安佐郡可部町」（p.783～788）の項目のp.784～785に落下傘について記述あり。
P.785には「三個の落下傘は，亀山村大字大毛寺福王寺山麓の若藤丈太郎宅から300メートル離れた山林中に一個，同じく福王寺山麓で，上記のものより約600メートル離れた上大毛寺山林中に一個，もう一つは大毛寺の報恩寺裏から50メートルばかり離れた田の中に，それぞれ落下した。」とあり。　
参考資料（3）の可部町での状況を綴った部分のp.222～223に「落下傘」の項目があり，落下位置等について記載されている。また，p.223には「落下傘の一部」の写真あり。P.224にも落下傘についての記載がある。
P.234～235には，「落下傘三個は可部町亀山に落ちた」と題した手記が掲載されている。　
参考資料（4）p.872～873には，参考資料（2）と同様の記述あり。「可部町の落ちた落下傘のひもと布片」の写真あり。