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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024/05/09
登録日時
2024/07/30 12:39
更新日時
2024/10/19 14:10
提供館
水戸市立中央図書館 (2310137)
管理番号
水戸中2024-045
質問

未解決

「北海道」の命名に関する斉昭や水戸学(陰陽学)とのかかわりに関連する資料があれば見たい。
現在、北海道の名づけ親は松浦武四郎という説が広く知られているが、別の説を調べており、それに関するような資料を探している。
回答
「北海道」の名づけに関する斉昭や水戸学(特に陰陽学)について、事前調査以上の新たな記述は見当たらず。
郷土資料の中で幕末明治辺りの時代で北海道について言及がある資料を参照したうち、直接的ではないあるいは既出の情報と同様の記述がある資料を念のためご紹介した。

①「常陽藝文2021」1月水戸藩の北海道開拓
斉昭以前の光圀、治保からの水戸藩の蝦夷地への関心を簡単にまとめてある。その他水戸藩の蝦夷地探検(木村謙次他)や昭武の北海道視察についてとその資料も簡略にまとまっている。命名についてはP.9で軽く触れているが、「山海二策」で斉昭が提案のことだけで水戸学や陰陽学への言及なし。

②「水戸と蝦夷 郷土歴史講演会講演録 第5回」
 p.35-36辺りに「山海二策」で「北海道」を提案の話あり。巻末参考資料に水戸藩関係を主に、蝦夷地(北海道)の開拓や国防に関する建策などの抄録?あり。関連年表あり。

③「那珂湊市史 近世」 ひたちなか市史編さん委員会/編集 
 p.329-346「蝦夷地対策と那珂湊」で、斉昭が天保9年に湊村の大内清衛門に蝦夷地を偵察させた時の記録として、玄孫大内義比の手記「高祖父大内清衛門の北門偵察に関する事蹟」を揚げている。その中で、「北海道方面」、「北海道本島」という記述がある(p.330)。

④「幕末維新えぞ地にかけた男たちの夢」北国 諒星/著 
 p.156-170「水戸藩と徳川斉昭のえぞ地領有運動」で、水戸学の尊王思想と、水戸藩の北海道との関わりが関連していると考察しており、光圀の時のえぞ地探検から斉昭の長年のえぞ地領有運動についての記述あり。P.165「北方未来考」の概要で「北海道」の命名の構想は斉昭が最初であるとしている。

⑤「北方領土探検史の新研究」吉沢 義一/著
 p.41-44「三 徳川斉昭(烈公)の蝦夷地経営策」にて、「北方未来考」の巻末に付属されている『山海二策付図』にて北海道と名付けていると記載あり。推測の域を出ないとしながら、「北海道」の命名は斉昭の腹案だったとしている。

⑥「茨城県史 近世編」
 p.888「斉昭は「山海二策」に一枚の日本付近図を示し、「松前蝦夷西ハカラフト東ハシコタン等ハ千島よりカンサツカ迄ヲ北海道と定め新ニ国名御附ニ相成」とし、北海道の名称を考案した。」

⑦「偕楽園記」
 好文亭から梅園に降りる麓にある「偕楽園記碑」に斉昭による、偕楽園の設立趣旨が隷書・漢文で記されている。「このように地上のあらゆる物は陰陽の組み合わせでつくられています。(現代語訳)」など陰陽思想っぽいことが書かれています。
 『水戸斉昭の『偕楽園記碑』碑文』にも同記述あり。

⑧『徳川斉昭』1100109121 P114~116コラム【蝦夷地を「北海道」と命名】
松浦武四郎が命名に関する意見書を出した件や斉昭の「北方未来考」に関する記述があるが、既出の情報。松浦武四郎の養子が水戸藩士加藤木賞三の子であるなど、水戸藩と武四郎との深いつながりを指摘した記述があるが、命名について突っ込んだ記述ではない。
回答プロセス
郷土資料の中で幕末から明治時代で北海道について言及がある資料を参照。
また、斉昭及び水戸学関連の書籍で北海道や陰陽思想に関連する資料を探す。
国会デジタルでも同様に見当たらず。
質問者から情報提供があったHPサイトによると北海道という名前は古代に作られた五畿七道制に関りがあるとのことなので、古代の道路・駅制関連の書籍をあたるも収穫無し。
事前調査事項
以下の資料は確認済みとのこと。
・『新北海道史』北海道庁・1971
・鈴木博氏「北海道150年 北海道命名の謎を探る 松浦武四郎は名付け親か」『北海道の文化 VOL91』(北海道文化保護協会・2019・3)
・『新北海道史』(北海道・1971)
・『新撰北海道史』(北海道・1937)
・竹内運平『北海道史要』(市立函館図書館・1933[北海道出版企画センタ-・1977]復刻)
・吉田東伍『地理的日本史』南北社・1914
・礒部精一 『北海道地名解』北海道地名解・1918
・「空知地方史研究協議会会長伊東兼平編『白鳥の道・日の出国へ』空知地方史研究会・1996」134-1
・『水戸藩史資料別記上』(松平文庫・1915)
・『明治天皇記』宮内庁・1968~
・『維新史』維新史料編纂事務局・1937
・中村太一『日本古代国家と計画道路』吉川弘文館・1996
・新野直吉『古代地方制度の研究』吉川弘文館・1974
・倉本一宏『日本古代国家成立期の政権構造』
・笹木義友・三浦泰之編著『松浦武四郎研究序説』北海道出版企画センター・2011
・増田廣實『明治維新期における宿駅制度の諸問題』国立情報科学研究所・1981
・『明治天皇記』宮内庁・1968~
・『維新史』維新史料編纂事務局・1937
・『松浦武四郎自伝 新版』北海道出版企画センター2013
・樺太府官房編『樺太施政沿革』樺太日日新聞社・1911
NDC
  • 関東地方 (213)
  • 日本 (291)
  • 個人伝記 (289)
参考資料
  • 常陽芸文 (通号452) 2021年1月. 常陽芸文センター, 2021.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000040189-i6995731
  • 仲田 昭一(1943~)/述 , 常陽明治記念会/編. 水戸と蝦夷. 大洗町教育委員会, 1990-03. (郷土歴史講演会講演録 : 第5回)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I08111001001014474
  • ひたちなか市史編さん委員会 編. 那珂湊市史 近世. ひたちなか市教育委員会, 2008.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009519448
  • 北国諒星 著. 幕末維新えぞ地にかけた男たちの夢 : 新生"北海道"誕生のドラマ. 北海道出版企画センター, 2008.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009696672
    ,  ISBN 978-4-8328-0810-2
  • 吉澤義一 著. 北方領土探検史の新研究 : その水戸藩との関はり. 水戸史学会, 2003. (水戸史学選書)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004195617
    ,  ISBN 4-7646-0263-6
  • 茨城県史 近世編. 茨城県, 1985.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001745014
  • 安見隆雄 著. 水戸斉昭の『偕楽園記』碑文. 水戸史学会, 2006. (水戸の碑文シリーズ ; 5)
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008247339
    ,  ISBN 4-7646-0271-7
  • 永井博 著. 徳川斉昭 : 不確実な時代に生きて. 山川出版社, 2019.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I029748832
    ,  ISBN 978-4-634-59301-5
キーワード
  • 北海道
  • 命名
  • 徳川斉昭
  • 松浦武四郎
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
郷土 地名
質問者区分
登録番号
1000353800
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000353800 コピーしました。
アクセス数 432
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