レファレンス事例詳細

1.書架より『データ日本地図 都道府県のかたちで学ぶ 基本情報がよくわかる！』p46に沖縄県の木は「リュウキュウマツ」とある。『なるほど知図帳日本 2016』p139にも同様の記述がある。「イペ」もしくは「イペー」は沖縄の県の木ではないことがわかる。
2.自館OPACにてキーワード「国の木」で検索するもヒットなし。
3.Yahoo!JAPANにてキーワード「国の木」で検索する。ウィキペディア「国花」のページで、「国の象徴とされるFloral emblemは、必ずしも花とは限らず、農作物、樹木や草、隠花植物が指定されることもある。ただし国によっては国樹や国果としてそれらを制定し、国花はまた別、あるいは指定しないといった対処をしているところもある。」とあり、国によってさまざまな植物が制定されているようだった。
同ページでブラジルの国花（木）について調べると、国樹は「ブラジルボク」とあり、「イペー・アマレーロ」については「Ipe-amarelo ポルトガル語で黄色いイペーの意。ノウゼンカズラ科タベブイア属中で黄色の花を咲かせる7種ほどを指す。これらを国花とする法案が1950年代に国会に提出されたが結局成立しなかった。」ということと、「イペー(Ipê) Handroanthus impetiginosus　桃色の花を咲かすことから、近縁種と区別してIpê-rozo、Ipê-rosa（モモイロイペー）とも。タヒボの名で薬用植物としても知られる。」との記述があった。これらは、国花（国樹）として制定されてはいないものの、歴史的経緯から対外的に国花（国樹）として扱われることが多いものとして掲載されていた。
4.自館OPACにてキーワード「タヒボ」で検索。『奇跡の薬木「タヒボ」 ブラジルのすばらしい薬草・薬木群』がヒット。こちらを見てもらう。
5.Yahoo!JAPANにてキーワード「イペ」で検索する。ウィキペディア「イペ」のページに、木材としても活用されることが書かれていた。
6.木材に関する本を書架にて検索。『原色木材大事典185種』p181に「イペ・タブベイヤ」の記述があった。こちらも提供。