レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月24日
- 登録日時
- 2020/12/24 16:36
- 更新日時
- 2021/12/24 17:12
- 管理番号
- 20201224-1
- 質問
-
解決
和歌画賛について知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
<コトバンク>
画賛(読み)ガサン 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
https://kotobank.jp/word/%E7%94%BB%E8%B3%9B-461846 (2021/12/17 確認)
「画贊、画讃とも書き、単に賛ともいう。もともと絵画を賞賛する意味のことを絵の余白に書き記したものをいうが、のちに、絵とともに書かれた文、詩、歌などをさしていうようになった。(以下略)」
<図書>
『近世和歌画賛の研究』田代一葉著 汲古書院 , 2013.5
本館請求記号:911.15 - Ta93
p.17 和歌画賛 分類の図がまとめてある
p.25 古歌と自詠歌の使い分け(冷泉為村(正徳2(1712)年-安永3(1774)年)の意見)
「自詠の歌をかきつけるのは、伝授も受け、老年になった歌人が、それも稀にすることであって、それ以外の人は古歌をかきつけるのが無難」
p.26「近世初期には、為村の述べたようなことが、堂上歌人のなかで(あるいは地下に対しても)不文律としてあったものと考えられる」
その後、自詠画賛の全盛期(地下も)がおとづれたと解説あり。
p.41 酒井抱一と、加藤(橘)千蔭
「画賛を同じ絵師の絵で複数詠む例」として、「酒井抱一と組んで多数の画賛を残した加藤千蔭」など複数の例があげられている。
p.127 「特定の絵師と組んで画賛をたくさん作成している例は、加藤千蔭が酒井抱一の絵に賛を詠んでいる」
p.159 【図版6】酒井抱一画「雲雀に春草」画賛(姫路市立美術館蔵)
千草有功の画賛についての解説あり。
<どのような人物が画賛をおこなったか>
例として、加藤(橘)千蔭の調査内容を記載した。
『号・別名辞典』 日外アソシエーツ株式会社編集 古代・中世・近世. - 新訂増補. 日外アソシエーツ, 2003.5
本館請求記号:281.033 - G54 - 古代/近世
p.324 橘千蔭 1735~1808 江戸中期の歌人 国学者、能書家。江戸(出身)
『和学者総覧』 國學院大學日本文化研究所編 汲古書院 , 1990.3 121.52 - W14
p.184 2690 加藤千蔭 姓、称、字、名、号などそれぞれ記載あり。
『国学者伝記集成』上中下 上田萬年,芳賀矢一[他]校閲、大川茂雄・南茂樹共編 復刻 東出版 1997
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11094701 (2021/12/17 確認)
※出典情報として記載あり。
<雑誌記事・論文>
CiNiiの検索結果 フリーワードに画賛 和歌
https://ci.nii.ac.jp/search?q=%E7%94%BB%E8%B3%9B%E3%80%80%E5%92%8C%E6%AD%8C&range=0&nrid=&count=20&sortorder=1&type=1 (2021/12/17 確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911)
- 日本画 (721)
- 参考資料
- キーワード
-
- 画賛
- 和歌
- 酒井抱一
- 加藤(橘)千蔭
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000291441