レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/06/14
- 登録日時
- 2019/03/08 15:54
- 更新日時
- 2019/11/04 16:13
- 管理番号
- ASN2018-02
- 質問
-
未解決
「キゾ」という首長の遊牧民族について知りたい
【情報源・背景】
キゾが騎士・騎士道のはじまり、とも言われている情報を見たため。キゾは人名ではなく、民族名か?
- 回答
-
当館所蔵資料にて、「キゾ」という首長の遊牧民族について確認する事ができませんでした。
次の資料は当館に所蔵はありませんが、該当情報が掲載されている可能性があります。
『スキタイ騎馬遊牧国家の歴史と考古』(雪嶋宏一著 雄山閣 2008.9)
『パルティアの歴史』(ニールソン=C=デベボイス著 小玉新次郎 伊吹寛子訳 山川出版社 1993.11)
- 回答プロセス
-
1.騎士、騎士道の歴史から調べる
1-1.レファレンス資料から探す <分類:203(歴史学)、230(西洋史)、389(民族学)>
JapanKnowledge [契約DB] <キーワード:騎士、騎士道>
「キゾ」の記述は無いが、以下の項目で騎士・騎士道の概要や歴史などを確認できる
「騎士」(『日本大百科全書(ニッポニカ)』)
中世ヨーロッパの騎馬の戦士で、キリスト教の規範意識をもつことを特色とする。
蹄鉄(ていてつ)や鐙(あぶみ)を伴う乗馬術は、東方ステップの騎馬遊牧民からヨーロッパに伝わったもの。
参考文献あり
「騎士道」(『日本大百科全書(ニッポニカ)』)
「騎士」、「騎士道」(『世界大百科事典』) など
以下の資料には記述なし
『歴史学事典 第7巻 戦争と外交』(加藤友康責任編集 弘文堂 1999.12 203/R251/7)
『歴史学事典 第8巻 人と仕事』(佐藤次高責任編集 弘文堂 2001.2 203/R251/8)
『西洋中世史事典』(H. R. ロイン編著 東洋書林 1999.6 230/L95)
『新編西洋史辞典 改訂増補版』(京大西洋史辞典編纂会編 東京創元社 1993.5 230/ SE19/イ)
『世界シンボル大事典』
(ジャン・シュヴァリエ,アラン・ゲールブラン共著 金光仁三郎 [ほか] 共訳 大修館書店 1996.12 389/C39) など
1-2.[1-1]の参考文献を確認
「キゾ」についての記述は無いが、騎士の起源についての記載あり
『西欧精神の探究』(堀米庸三編 日本放送出版会 1983.8 230/H88-1)
p.158-159 ゲルマン人の戦士制度が騎士制度の源流となっていると考えられる。
1-3.一般資料から探す
1-3-1.OPAC検索 <キーワード:騎士、騎士道 / 件名:騎士道 など>
「キゾ」についての記述は無いが、騎士の起源についての記載あり
『図説騎士の世界』(池上俊一著 河出書房新社 2012.2 2304/I33-2)
p.5-26 「第一章 騎士の誕生と活躍」
『騎士と甲冑』(三浦権利著 大陸書房 1975.6 230/MI67)
p.87-100 「騎士の誕生」
『西洋甲冑&武具作画資料』(渡辺信吾著 玄光社 2017.12 726507/W46)
p.12-13 「騎士とは何者か」
p.16 「Chapter 1 4~10世紀 戦乱の時代」
『騎士道百科図鑑』(D'Arcy Jonathan Dacre Boulton[ほか]執筆 悠書館 2011.1 2304/B67)
p.12-17 「第1章 騎士の起源」
『西洋騎士道大全』(アンドレア・ホプキンズ著 東洋書林 2005.11 230/H86)
p.25-74 「第一章 騎士の起源」 など
以下の資料には記述なし
『中世ヨーロッパの騎士』(フランシス・ギース[著] 講談社 2017.5 コウダンガク/2428)
『騎士 ビジュアル博物館;第43巻』(クリストファー・グラヴェット著 同朋舎出版 1994.2 033/B42/43)
『決闘の社会文化史』(山田勝著 北星堂書店 1992.6 230/Y19)
『西洋騎士道事典』
(グラント・オーデン著 ポーリン・ベインズ挿画;堀越孝一翻訳監修;関哲行[ほか]翻訳 原書房 1991.3 156/U28) など
2.キゾという遊牧民族から調べる
2-1.レファレンス資料から探す <分類:203(歴史学)、280(伝記)、389(民族学)>
JapanKnowledge [契約DB] <キーワード:キゾ、遊牧民、騎馬民族>
「キゾ」の記述は無いが、以下の項目で遊牧民・騎馬民族の概要や歴史などを確認できる
「遊牧民族」(『日本国語大辞典』)
中央アジア・イラン・アラビアなどの砂漠・草原並びにアフリカに分布する。
「騎馬民族」(『世界大百科事典』)
遊牧騎馬民族の誕生は,紀元前7世紀ころのスキタイに求められるとされる。
それ以後中央ユーラシアの遊牧民は相次いで遊牧騎馬民族化していった。
「遊牧民」(『日本国語大辞典』)
「騎馬民族」(『日本大百科全書(ニッポニカ)』) など
以下の資料には記述なし
『歴史学事典 第8巻 人と仕事』(佐藤次高責任編集 弘文堂 2001.2 203/R251/8)
『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』(デイヴィド・クリスタル編 岩波書店 1997.11 280/I951)
『外国人物レファレンス事典 古代-19世紀:2 』
(日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ 1999.1 2803/N71-3/1-1-2)
『岩波世界人名大辞典』(岩波書店辞典編集部編 岩波書店 2013.12 28033/I95/1,2)
『世界民族事典』(綾部恒雄[ほか]編集 弘文堂 2000.7 389/A98-2) など
2-2.一般資料から探す
2-2-1.OPAC検索 <キーワード:遊牧、遊牧民、民族 など>
「キゾ」についての記述は無いが、騎馬民族の誕生についての記載あり
『騎馬民族の出現』
(フランク・トリペット著 タイムライフブックス編集部編 中村孚美訳 タイムライフブックス 1977 209/R121/14)
など
以下の資料には記述なし
『世界民族百科事典』(国立民族学博物館編 丸善出版 2014.7 389/KO49-4)
『世界の少数民族を知る事典』(ジョージナ・アシュワース編 辻野功[ほか]訳 明石書店1990.3 389/A92)
『遊牧・移牧・定牧:モンゴル・チベット・ヒマラヤ・アンデスのフィールドから』
(稲村哲也著 ナカニシヤ出版 2014.3 389/I53)
『遊牧民から見た世界史:民族も国境もこえて』(杉山正明著 日本経済新聞社 1997.10 220/SU491)
2-2-2.書架をブラウジング <分類:2038(歴史地図)、209(世界史)、229(アジアロシア)>
「キゾ」についての記述は無いが、騎馬民族の誕生についての記載あり
『中央ユーラシア史 世界各国史 16』(小松久男編 山川出版社 2000.10 229/KO61)
p.15-88 「第一章 草原世界の展開」
『中央アジア史 世界各国史 16』(江上波夫編 山川出版社 1987.1 229/E28)
p.32-106 「第一章 第二節 中央アジアの人種・民俗・言語と歴史の流れ」 など
以下の資料には記述なし
『世界の民族・国家興亡歴史地図年表』
(ジョン・ヘイウッド著 松平俊久 [ほか] 翻訳 柊風舎 2013.10 2038/H49)
『征服と文化の世界史:民族と文化変容』
(トマス・ソーウェル著 内藤嘉昭訳 明石書店 2004.11 209/SO93)
『ユーラシア帝国の興亡:世界史四〇〇〇年の震源地』
(クリストファー・ベックウィズ著 斎藤純男訳 筑摩書房 2017.3 2296/B31)
2-3.Web情報から探す <キーワード:キゾ△遊牧民族 など>
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 https://ja.wikipedia.org
「アラン人」
"パルティア軍はキゾという名の首領の計略にかかり、谷に閉じ込められた"と記載あり。文末に参考文献あり。
2-4.[2-3]の参考文献を確認
以下の資料には記述なし
『中央ユーラシアを知る事典』(小松久男 [ほか] 編集 平凡社, 2005.4 229/KO61-1)
『中央ユーラシアの世界 民族の世界史4』(護雅夫,岡田英弘編 山川出版社, 1990.6 389/MI471/4)
次の資料は当館に所蔵が無いため、確認する必要がある。
『スキタイ騎馬遊牧国家の歴史と考古』(雪嶋宏一著 雄山閣, 2008.9)
『パルティアの歴史』(ニールソン=C=デベボイス著;小玉新次郎,伊吹寛子訳 山川出版社 1993.11)
以上
<Web最終確認日:2019/10/24>
- 事前調査事項
- NDC
-
- 民族学.文化人類学 (389 10版)
- アジアロシア (229 10版)
- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- キゾ
- 遊牧民族
- 騎士
- 騎士道
- 遊牧民
- 騎馬民族
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 民族
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000252831