レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年12月22日
- 登録日時
- 2025/08/03 13:22
- 更新日時
- 2025/09/08 11:26
- 管理番号
- 6000043381
- 質問
-
解決
三井財閥とトヨタ自動車の関係について
三井財閥とトヨタ自動車の間には政略結婚やビジネス上の協力関係があると聞き及んだのですが、事実が記載された文献があれば教えてください。
- 回答
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※以下、インターネット情報は2023年12月22日最終確認。
トヨタグループの創始者、豊田佐吉の発明に注目していた三井物産が佐吉を支援したことが、三井とトヨタの関係の始まりのようです。
<杉並区立図書館所蔵資料>
・『豊田佐吉 人物叢書』(楫西光速/著、吉川弘文館、1962年、580ト)
→トヨタグループの創始者、豊田佐吉の伝記です。三井物産が佐吉の発明に着目し支援を続けたこと、三井物産に関わる人物たちとの交流、佐吉の長女、愛子は三井物産名古屋支店長であった児玉一造の弟・利三郎を婿として迎えたことなどが書かれていて、三井と豊田の関係がよくわかる一冊です。
・『史料が語る三井のあゆみ』(三井文庫/編・発行、2015年、335ミ)
→三井の家と事業の歴史をコンパクトにまとめた資料です。「32 三井物産、世界への展開」の中で、三井物産が産業企業の発展を支援する側面を持っており、その一例として豊田佐吉の事業への支援があったことが述べられています(pp.64-65)。また、巻末に三井文庫賛助会社一覧が掲載されており(平成27年4月1日時点)、その中に「トヨタ自動車株式会社」の名前が見られます。
・『トヨタ自動車75年史 1937-2012』(トヨタ自動車株式会社/編・発行、2013年、685ト)
→トヨタ自動車の社史です。第1章、第2節「豊田佐吉の事業」において、豊田佐吉が発明した小幅織機に注目し織機の生産力を増強するために、三井物産大阪支店の藤野亀之助支店長が、豊田商会を株式会社に改組することを提案したと書かれています。また、三井物産が佐吉の米欧視察旅行を全面的に支援したこと、前述の豊田家の婿養子、利三郎のことなどについても記載されています(pp.11-18) 。
・『三菱・三井・住友「三大財閥」がわかる本』(財閥研究会/著、三笠書房、2016年、BYサ)
→表題にある三大財閥を牽引する代表的な企業のトップは、財閥の中核ともいえる「会」を形成しています。本書「再起動した財閥が戦後日本の発展を支える」(pp.36-41)、「コラム 根深い恨み? トヨタが二木会のオブザーバーである理由」(pp.74-75)には、トヨタ自動車が三井の「二木会(にもくかい)」のオブサーバーとなっていることと、その理由について書かれています。
<データベース>
◎「朝日新聞クロスサーチ」
・「(宗一郎と喜一郎:20)ジャスト・イン・タイム 独特の生産方式、追い求めた」(2021年9月15日、朝刊、静岡全県・2地方、p.18)→戦後、トヨタは財閥には指定されず解体は免れたものの、三井財閥系会社の持ち株比率が高く、資産移動などの制限を受ける会社に指定されていたことが書かれています。
・「(宗一郎と喜一郎:7)名古屋明倫中 浮沈と父の不在、10代で経験」(2021年5月26日、朝刊、静岡全県・2地方、p.22)
→1890年代後半、綿製品貿易で大きな影響力を持っていた三井物産が豊田佐吉の織機に強い関心を持ち会社を設立したこと、主取引銀行は三井銀行で、豊田家の閨閥も三井系企業を中心に形成されていったことなどが書かれています。
・「(TOYOTA再発見)創業家社長の挑戦:5 幼少の夢はドライバー」(2010年9月11日、朝刊、2経済、p.10)
→豊田章男氏について書かれた記事です。章男氏は豊田章一郎氏の長男で、母親はかつての財閥、三井家の出身であることがわかります。
◎「Web OYA-Bunko」
※こちらは週刊誌・総合誌などの雑誌記事の目次データが検索できるデータベースで、本文は見ることはできません。また、ゴシップ的な報道も多くヒットしますので、記事の信憑性については適宜ご判断ください。
・「トヨタ史上最強 独裁者豊田章男の功罪」(『週刊ダイヤモンド』、2023年9月2日、pp.48-59)
→「不動産・銀行・商社…御三家がトヨタ詣で 豊田家と三井グループの因縁 近年、トヨタグループに旧三井財閥の“御三家”企業が接近している。その狙いはどこにあるのだろうか。」と題した記事などが掲載されています。
・「トップに直撃 三井住友銀行 頭取・福留朗裕 「国内事業は『宝の山』だ 金利上昇に大きなチャンス」 ※海外勤務やトヨタへの転籍経験のある福留氏の頭取就任」(『週刊東洋経済』、2023年4月22日、pp.22-23)
・「豊田家寵愛「新頭取」が撒いた火種 三井住友「トヨタ偏重」の危うさ ※福留朗裕・三井住友銀行頭取」(『選択』、2023年3月、pp.62-63)
・「トヨタ「奥の院」人事で異変 歴代秘書の「天下り」先企業が三井不動産から社長を招聘。不動産開発の新戦略が懲罰か ※東和不動産の人事」(『FACTA』、2021年5月、pp.14-15)
・「豊田家御曹司が手掛ける新規事業の「本当の意味」 三井家から鳩山家まで華麗なる系譜一挙掲載 ※豊田章男常務」(『経済界』、2002年9月24日、pp.46-49)
<インターネット情報>
・「旧三井物産による豊田佐吉と豊田自動織機への支援」
(https://www.mitsui.com/jp/ja/roots/1209861_7248.html)
→三井物産株式会社のホームページ(ホーム>会社情報>三井物産>沿革>あゆみ)内の記事です。旧三井物産が、トヨタ自動車の礎を作った発明家の豊田佐吉と豊田自動織機への支援をしていたことが書かれています。
・「三井と豊田佐吉(前編)」
(https://www.mitsuipr.com/history/columns/052/)
・「三井と豊田佐吉(後編)」
(https://www.mitsuipr.com/history/columns/053/)
→三井グループ全体の広報活動を行っている三井広報委員会のホームページ(ホーム>三井の歴史>三井ヒストリー)内の記事です。旧三井物産による豊田自動織機への支援について書かれています。
三井グループやトヨタグループに関しては下記の機関もあります。
・「三井文庫」(http://www.mitsui-bunko.or.jp/)
・「トヨタ博物館図書室」(https://toyota-automobile-museum.jp/facilities/library/)
・「豊田佐吉記念館」(https://global.toyota/jp/company/profile/museums/sakichi/)
- 回答プロセス
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・「三井」「三井家」「三井財閥」「三井物産」「トヨタ」「豊田家」で蔵書検索、データベース検索、インターネット検索
・上記で見つかった資料内に登場した人物について同様に検索
- 事前調査事項
- NDC
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- 経済 (33)
- 製造工業 (58)
- 運輸.交通.観光事業 (68)
- 参考資料
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楫西光速 著. 豊田佐吉. 吉川弘文館, 1962. (人物叢書)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001034023 -
三井文庫 編. 史料が語る三井のあゆみ : 越後屋から三井財閥. 三井文庫, 2015.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I026300063 , ISBN 978-4-642-08277-8 -
トヨタ自動車75年史. トヨタ自動車, 2013.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000794203375744 -
財閥研究会 著. 三菱・三井・住友「三大財閥」がわかる本. 三笠書房, 2016. (知的生きかた文庫 ; さ48-1. [BUSINESS])
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027674766 , ISBN 978-4-8379-8444-3
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楫西光速 著. 豊田佐吉. 吉川弘文館, 1962. (人物叢書)
- キーワード
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- 三井財閥
- 三井グループ
- トヨタ自動車
- トヨタグループ
- 豊田佐吉
- 三井物産
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000372827