レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年12月14日
- 登録日時
- 2025/08/03 12:00
- 更新日時
- 2025/09/08 11:26
- 管理番号
- 6000043301
- 質問
-
解決
全国チェーンやグローバル企業のお店ではなく、地域のお店で買い物をすることの経済的・社会的な効果を解説した本を探しています。
専門知識がなくても読める本がいいです。
- 回答
-
※インターネット情報は2023年12月14日最終確認。
※調査の際は、「商店街」「地方創生」「地産地消」「地域経済」「地域産業」「地場産業」「地域密着型小売業」「地域通貨」といったキーワードで検索しました。また、こうしたキーワードを「購買」「消費」「メリット(利点)」といった言葉とかけ合わせて検索することも有用かと思われます。
<図書>
・『中小企業白書 小規模企業白書』(中小企業庁/編、日経印刷、R335チ)
→中小企業庁が毎年出している、小規模企業の動向等をまとめた資料です。地域の小規模企業が抱える問題や果たしている役割について触れています。紙媒体の資料は、杉並区立図書館では「2020(令和2)年版上・下」から所蔵しています。平成27年以降のバックナンバーについては、中小企業庁のホームページ(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/syoukiboindex.html)でも閲覧できます。
・『商店街はいま必要なのか 「日本型流通」の近現代史 講談社現代新書 2325』(満薗 勇/著、講談社、2015年、A)
→消費・労働・地域という3点を主軸に、日本の小売業の歴史を解説した資料です。「第3章 商店街」にて、地域の商店街の歴史やまちづくりの取り組み、地域の店舗を頼る消費者の視点などについて論じています。
・『商店街×コミュニケーション 東京杉並・和田商店街と応援団わだっちの挑戦』(西本 則子/著、ぶなのもり、2022年、S11.67ニ)
→マーケティングプランナーである著者が、杉並区の和田商店街で取り組んだ「親子で街デビュープロジェクト」について記した本です。この企画への挑戦の経緯として、商店街衰退による市民への影響を考慮している記述があります(pp.24-26)。
・『地理学で読み解く流通と消費』(土屋 純/著、ベレ出版、2022年、672ツ)
→「第15章 災害時に流通はどうなるのか」「第16章 人口減少時代に流通は維持できるのか」「第17章 人が集まる小さな中心地の作り方」などで、大手チェーンに依存することの危険性や、地域の商店街の機能について解説しています。
・『日本流通史』(満薗 勇/著、有斐閣、2021年、673ミ)
→日本の近現代の流通史をまとめた解説書です。「第8章 商店街の成立」「第17章 商店街によるまちづくりへの展開」で、地域の商店街が持つまちづくりの機能について述べています。
・『生活者視点で変わる小売業の未来 希望が買う気を呼び起こす商圏マネジメントの重要性 実践と応用シリーズ』(上田 隆穂/著、宣伝会議、2016年、673ウ)
→マーケティングや地域活性化を専攻している著者が、自身が所長を務める「未来店舗開発研究会」での調査や、コープさっぽろ西宮の沢店での実証実験結果をまとめた資料です。生活者の視点で小売業の未来を考察し、地域の小売業が住民に緩やかなコミュニティ機能を提供することの可能性について述べています。
・『脱ファスト風土宣言 商店街を救え!』(三浦 展/編著、洋泉社、2006年、518.8ミ)
→やや版年が古くなりますが、大型チェーン店中心の均質な文化を「ファスト風土」と呼び、その問題点を指摘した上で、人と人のコミュニケーションの回路がある地域の商店街の価値を再考しています。
・『地方創生への挑戦 SBIグループが描く新しい地域金融1』(北尾 吉孝/著、きんざい、2021年、338キ)
→「地方が元気になることが日本に明るい未来をもたらす」として、地方創生の意義を解説した本です。地方経済には金融機関、住民、産業、公共団体の4つの主体があるとし、p.124では、それらの主体の相互作用で生まれる経済活動を図式で解説しています。
・『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(山口 省蔵/著、学芸出版社、2020年、338.6ヤ)
→本書では、地域開発に向けた地域金融機関、事業者、行政の連携事例を複数紹介しています。買手側の視点で書かれたものではありませんが、各団体の協働による多彩なプロジェクト事例が、実際に各地域へどのような効果をもたらしたかという点では参考になるかと思います。
・『小学生のための「社会がわかる」日本地図 世の中の動きを徹底図解 まなぶっく』(「社会がわかる日本地図」編集室/著、メイツユニバーサルコンテンツ、2021年、300メ)
→小学生向けに、ニュースや新聞の話題を図解つきでわかりやすく紹介した資料です。pp.42-43で、地元の生産物に対する安心感をより強く持てる、地元生産物を通じて自分の住む地域を学べるといった地産地消の利点を解説しています。また、地域産業に地元の消費が加わることで雇用が生まれることについても言及されています。
・『コロナと地域経済 コロナと自治体 4』(岡田 知弘/編著、自治体研究社、2021年、318オ)
→「第4章 地域内経済循環のための連携[北海道・帯広]」という章の中で、十勝地域内で小麦の生産・加工・消費までを行う取組について解説しています(pp.150-152)。また、そうした地産地消の意義について、地域内での付加価値生産が可能になること、生産者・実需者・消費者の距離が近く、トレーサビリティが担保されること、といった点が挙げられています。
・『『地産地消』の生き方』(島崎 治道/著、ベストセラーズ、2016年、611シ)
→「地産地消」の理念や事例について解説し、その重要性について論じた資料です。
・『国際化時代の地域経済学』(岡田 知弘/著、有斐閣、2016年、332.9オ)
→グローバル化する経済の中で変貌する地域経済の現状について解説した本です。地域の商店について考える上で、基本的な背景知識を整理するためにご参考になるのではないかと思います。
また、「一定の地域の中でしか使えない」という特徴を持つ「地域通貨」という概念があります。日本では特に2000年代に流行しましたが、現在でも多くの地域で使われています(杉並区にも「杉並区プレミアム付商品券」というものがあります(参考:「令和 4・5 年度の「杉並区プレミアム付商品券等事業」の実施結果について」https://www.city.suginami.tokyo.jp/documents/4963/kumin040217-6.pdf)こうした地域通貨は、多くの場合、大型店や大手チェーン店が利用対象から除外され、地域に密着した商店を支援することが目的となっています。その意義や効果、歴史的背景については、次の資料がご参考になるかと思います。
・『脱国家通貨の時代』(西部 忠/著、秀和システム、2021年、337ニ)
・『地域通貨』(西部 忠/編著、ミネルヴァ書房、2013年、337ニ)
・『地域通貨入門』(廣田 裕之/著、アルテ、2011年、337ヒ)
・『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』(河邑 厚徳/[著]、講談社、2011年、EYカ)
<データベース>
【ELNET】
・「商店主が先生 まちゼミ5年」(北海道新聞2023年12月3日、朝刊、6面)
・「大麻銀座商店街 先進事例学び「空き」ゼロ 札幌市」(北海道新聞2023年11月7日、朝刊、15面)
・「商店街再生へ挑戦 にぎわい取り戻したい 秋田・能代」(静岡新聞2023年2月11日、朝刊、25面)
<インターネット>
・「事例から学ぶ!「商店街を、もっと元気に」」(https://mirasapo-plus.go.jp/hint/17442/)
→中小企業庁によって公開されている「ミラサポplus」(https://mirasapo-plus.go.jp/)というサイトの事例集です。特に商店街の活性化に取り組んでいる企業の事例が紹介されています。
・「地域の小規模商店に未来はあるのか?(2013年7月22日)」(https://messe.nikkei.co.jp/js/column/cat454/123582.html)
→日本経済新聞社が主催している展示会「JAPAN SHOP」(https://messe.nikkei.co.jp/js/)のホームページ上で公開されている記事です。当時の小売業界の状況、地域の商店街の様子、その中で小規模商店が再生を目指すには、等の内容が書かれています。
・「密着!地方スーパー生き残りの模索(2023年7月5日)」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230705/k10014118321000.html)
→NHKの公式ホームページ上(https://www.nhk.or.jp/)で公開されているニュース記事です。松江市にある、リニューアルオープンを控えたスーパーについて取材されたもので、店舗が抱えている課題や、解決に向けてとった方法等について触れられています。
・「地元の小売店で買いものをする8つのすすめ」(https://www.boody.co.jp/blogs/eco/10-reasons-why-it-s-important-to-shop-local)
→オーストラリアのエコウェアブランドのホームページ(https://www.boody.co.jp/)で紹介しているコラムです。地元の小売店で買い物をする利点として、二酸化炭素排出量を減らす、地域経済を支える、雇用を生み出すなどの効果が紹介されています。
- 回答プロセス
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・件名「地域通貨」で蔵書検索
・キーワード「地域」×「商店」「商店街」「地方創生」「地域経済」「地域産業」「地域/地元」×「購買」「買い物」「小売業」「復活」「消費」「ニーズ」「経済効果」「地域産業」×「消費」「地場産業」「地産地消」「買い物難民」「地域密着型小売業」「地域商業」で蔵書検索
- 事前調査事項
- NDC
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- 経済 (33)
- 商業 (67)
- 参考資料
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中小企業庁編. 変革の好機を捉えて成長を遂げる中小企業. 日経印刷, 2023.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130859746539285514 , ISBN 9784865793697 -
満薗勇 著. 商店街はいま必要なのか : 「日本型流通」の近現代史. 講談社, 2015. (講談社現代新書 ; 2325)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I026558703 , ISBN 978-4-06-288325-2 -
西本則子 著. 商店街×コミュニケーション : 東京杉並・和田商店街と応援団わだっちの挑戦. ぶなのもり, 2022.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031987164 , ISBN 978-4-907873-09-7 -
土屋純 著. 地理学で読み解く流通と消費 : コンビニはなぜ集中出店するのか. ベレ出版, 2022.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I032240684 , ISBN 978-4-86064-695-0 -
満薗勇 著. 日本流通史 : 小売業の近現代. 有斐閣, 2021.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031837242 , ISBN 978-4-641-16586-1 -
上田隆穂 著. 生活者視点で変わる小売業の未来 : 希望が買う気を呼び起こす商圏マネジメントの重要性. 宣伝会議, 2016. (実践と応用シリーズ)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027493662 , ISBN 978-4-88335-367-5 -
三浦展 編著. 脱ファスト風土宣言 : 商店街を救え!. 洋泉社, 2006. (新書y)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008153512 , ISBN 4-86248-020-9 -
北尾吉孝 著. 地方創生への挑戦 : SBIグループが描く新しい地域金融. きんざい, 2021.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031206722 , ISBN 978-4-322-13587-9 -
山口省蔵, 江口晋太朗 著. 実践から学ぶ地方創生と地域金融. 学芸出版社, 2020.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I030599338 , ISBN 978-4-7615-2748-8 -
「社会がわかる日本地図」編集室 著. 小学生のための「社会がわかる」日本地図 : 世の中の動きを徹底図解. メイツユニバーサルコンテンツ, 2021. (まなぶっく)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031508918 , ISBN 978-4-7804-2458-4 -
岡田知弘 編著. コロナと地域経済. 自治体研究社, 2021. (コロナと自治体 ; 4)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031668001 , ISBN 978-4-88037-728-5 -
島﨑治道 著. 『地産地消』の生き方. ベストセラーズ, 2016. (ベスト新書 ; 534)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027680527 , ISBN 978-4-584-12534-2 -
岡田知弘, 川瀬光義, 鈴木誠, 富樫幸一 著. 国際化時代の地域経済学 第4版. 有斐閣, 2016. (有斐閣アルマ. Specialized)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027775035 , ISBN 978-4-641-22075-1 -
西部忠 著. 脱国家通貨の時代. 秀和システム, 2021.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031206566 , ISBN 978-4-7980-6020-0 -
西部忠 編著. 地域通貨. ミネルヴァ書房, 2013. (福祉+α ; 3)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024201761 , ISBN 978-4-623-06319-2 -
廣田裕之 著. 地域通貨入門 : 持続可能な社会を目指して 改訂新版. アルテ, 2011.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011166364 , ISBN 978-4-434-15496-6 -
河邑厚徳, グループ現代 [著]. エンデの遺言 : 根源からお金を問うこと. 講談社, 2011. (講談社+α文庫 ; G223・1)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011156842 , ISBN 978-4-06-281419-5
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中小企業庁編. 変革の好機を捉えて成長を遂げる中小企業. 日経印刷, 2023.
- キーワード
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- 商店街
- 地方創生
- 地産地消
- 地域経済
- 地域通貨
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000372824