レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年08月01日
- 登録日時
- 2021/01/27 11:18
- 更新日時
- 2021/01/27 11:30
- 管理番号
- 千県中新聞-2020-03
- 質問
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解決
戦時中、千葉県一宮町から放出された風船爆弾によってオレゴン州で6人が亡くなる被害が起きたことについて、一宮町長とオレゴン州知事との間に手紙のやり取りがあったという記事を探している。
- 回答
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調査の結果、以下の資料が見つかった。
【資料1】「辿る 戦後65年の夏 一宮町の風船爆弾 米国と町つなぐ手紙 34年前、向井元町長送る」
(『千葉日報』2010(平成 22)年8月15日)p17【写真有】
オレゴン州知事に手紙を送った向井十郎元一宮町長が、当時を振り返って話したコメントが記載されている。
【資料2】「房総の戦争資料290点展示 睦沢で来月6日まで」
(『読売新聞』2015(平成27)年8月16日 東京朝刊 千葉面)p33【写真有】
一宮町長がオレゴン州知事宛てに送った手紙と、その返書が出展された展示の案内記事。
一宮町長が手紙を送ったのは1976年8月15日、という記述がある。
【資料3】「一宮町の歴史特集 「一宮町の文化財2」 風船爆弾打ち上げ基地跡」
(『広報一宮』一宮役場総務課 2016(平成28)年7月号 2016.7)p5【写真有】
昭和51年8月に、悲劇を知った一宮町長(向井十郎)がアメリカのフォード大統領とオレゴン州知事宛てに哀悼の意を示す手紙を出したところ、40日後オレゴン州知事から感謝の返書が届いた、という内容の記載がある。
以下は、関連資料として紹介した。
【資料4】「「風船爆弾許して」製造した福岡・旧八女高女生らが米の遺族訪ね慰霊碑参拝」
(『読売新聞』1996(平成8)年6月25日 西部朝刊 社会面)p27
【資料5】「[命はるか]〈5〉女学生の私が…風船爆弾」(連載)
(『読売新聞』2000(平成12)年8月16日 西部朝刊 2社面)p26【写真有】
【資料6】「戦後70年 第2部 苦難の記憶 4 風船爆弾の初攻撃(1944年11月3日) 強いられた秘密兵器造り 米本土狙う 361個到達」(連載)
(『読売新聞』2015(平成27)年8月9日 東京朝刊 千葉面)p31【写真有】
【資料7】「戦後70年ちば 第2部 モノが伝える 19 風船爆弾=一宮町= 夕景に舞った白い気球 思わず感嘆「きれい」」
(『千葉日報』2015(平成27)年8月20日)p19【写真有】
【資料8】大塚牧「風船爆弾とアジア太平洋戦争」
(『房総及房総人』房総社 第70巻第3号 通巻第811号 2003.3)p32-35
【写真有】
【資料9】「二 風船爆弾による米本土爆撃」
(『千葉県の歴史 通史編近現代2 県史シリーズ 7』千葉県史料研究財団 2006)
p973-978
- 回答プロセス
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1 千葉県立図書館の千葉県関係資料データベース「菜の花ライブラリー」で「風船爆弾」をキーワードに検索したところ、該当記事が3件ヒットした。【資料1・7・8】
2 『読売新聞』記事データベース「ヨミダス歴史館」で、「風船爆弾 オレゴン 千葉」をキーワードに横断検索をしたところ、該当記事が4件ヒットした。【資料2・4・5・6】
3 当館所蔵千葉県資料の一宮町に関するものを調査したところ、該当記事が見つかった。【資料3】
4 千葉県立図書館の蔵書検索システムで「風船爆弾」をキーワードに検索したところ、該当資料が
見つかった。【資料9】
5 【資料2】と【資料3】に掲載されていた日付を参考に、手紙のやりとりがあった1976年当時の新聞記事を探した。『朝日新聞』・『読売新聞』・『毎日新聞』の各新聞記事データベースの千葉版と、『千葉日報』のマイクロフィルムを通覧したが、見つからなかった。
(調査期間:1976(昭和51)年9月22日~9月28日)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 兵器.軍事工学 (559 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】「辿る 戦後65年の夏 一宮町の風船爆弾 米国と町つなぐ手紙 34年前、向井元町長送る」(『千葉日報』2010(平成 22)年8月15日)p17
- 【資料2】「房総の戦争資料290点展示 睦沢で来月6日まで」(『読売新聞』2015(平成27)年8月16日 東京朝刊 千葉面)p33
- 【資料3】『広報一宮』(一宮役場総務課 2016(平成28)年7月号 2016.7)(0503713416)
- 【資料4】「「風船爆弾許して」製造した福岡・旧八女高女生らが米の遺族訪ね慰霊碑参拝」(『読売新聞』1996(平成8)年6月25日 西部朝刊 社会面)p27
- 【資料5】「[命はるか]〈5〉女学生の私が…風船爆弾」(連載)(『読売新聞』2000(平成12)年8月16日 西部朝刊 2社面)p26
- 【資料6】「戦後70年 第2部 苦難の記憶 4 風船爆弾の初攻撃(1944年11月3日) 強いられた秘密兵器造り 米本土狙う 361個到達」(連載)(『読売新聞』2015(平成27)年8月9日 東京朝刊 千葉面)p31
- 【資料7】「戦後70年ちば 第2部 モノが伝える 19 風船爆弾=一宮町= 夕景に舞った白い気球 思わず感嘆「きれい」」(『千葉日報』2015(平成27)年8月20日)p19
- 【資料8】『房総及房総人』(房総社 第70巻第3号 通巻第811号 2003.3)(0500888080)
- 【資料9】『千葉県の歴史 通史編近現代2 県史シリーズ 7』(千葉県史料研究財団 2006)(0200835767)
- キーワード
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- 太平洋戦争(タイヘイヨウセンソウ)
- 風船爆弾(フウセンバクダン)
- オレゴン州(オレゴンシュウ)
- 千葉県-一宮町(チバケン-イチノミヤマチ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292988