レファレンス事例詳細

1　下伊那郡松川町の史誌である『松川町史 第1巻』および『松川町史 第2巻』で、きのこに関する記述を調査する。

2　『きのこ年鑑』を調べる。1985年頃のものは所蔵していない。当館のもので一番古い『きのこ年鑑 2004年度版』特産情報きのこ年鑑編集部 2004【657.82/ｷﾉ/'04】を調べる。「第8章統計・資料Ⅱ都道府県別生産量」にマツタケの県別の生産量の記載があるが、市町村ごとのデータの記載はない。

3　NDC分類650（林業）や657（林産物）の書棚、また郷土分類N650（長野県の林業）の書棚で調査する。これらの資料を調べていると、きのこについては「特用林産」「特殊林産」という名称で分類されていることがわかった。

4　林業分野の事象であることから、農林水産省のウェブサイトで統計情報を探す。「分野別・品目別分類検索」で「森林、林業」を選択。「特用林産物生産統計調査」を見る。該当期間のデータは公開されていなかったため、確認できなかった。

5　4の「特用林産物生産統計調査」について、冊子体のものを探すが所蔵を確認できない。

6　「きのこ」「特用林産」「特殊林産」のキーワードをもとに下記調査済資料を調査したが、市町村単位でのマツタケの生産量に関する統計は確認できなかった。

<調査済み資料>
・『松川町史 第1巻 松川町、合併50年のあゆみ』
　　　　　　松川町史第1巻編纂専門委員会編 松川町 2008【N243/245】p.564-567
・『松川町史 第2巻 松川町の自然』
　　　　　　松川町史第2巻編纂専門委員会編 松川町 2010【N243/245/2-2】p.134-142
・農林水産省「特用林産物生産統計調査」　
・『長野県の生産事業所得統計 昭和59年』
　　　　　　関東農政局長野統計情報事務所編・刊 1985【N611/216/'84】
・『長野県農林業市町村別統計書 昭和59年』
　　　　　　関東農政局長野統計情報事務所編・刊 1985【N610/39/'84】
・『長野県林業統計書 昭和59年度』長野県林務部編 長野県 1985【N650/21/'84】
・『長野営林局事業統計書 昭和60年(昭和59年度)』長野営林局編・刊 1985【N650/13/'85】
・『長野農林水産統計年報 昭和59-60年』
　　　　　　関東農政局長野統計情報事務所編 長野農林統計協会 1985年【N605/7/'84】
・『信州の栽培きのこ』関東農政局長野統計情報事務所編 長野農林統計協会 1983【N653/16】
・『松川町要覧 1992』松川町編・刊 1992【N354.3/11/'92】
・『下伊那郡市勢要覧 1966』飯伊統計事務研究会編 下伊那郡町村会 1966【N354.3/9】
・『株式会社長印長野中央青果市場社誌』長印長野中央青果市場編・刊 1972【N675/3】
・『長野県の薪炭と特殊林産』長野県林務部編 長野県 1956【N657/3】
・『林業生産統計年報 昭和60年』農林水産省経済局統計情報部編 農林統計協会 1986【650/61/'85】
・『特用林産ハンドブック』1976【657/39】
・『特用林産 むらづくりの実務』地球社 1988【657/ﾄｸ】
・『まつたけ』松下武著 松川町 1981【N657/14】
　　生田地区内の試験地で行われたマツタケの増産に関する試験研究をまとめたもの。