レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年06月10日
- 登録日時
- 2026/03/11 11:19
- 更新日時
- 2026/04/03 14:27
- 管理番号
- 徳郷20200602
- 質問
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解決
「倭名鈔」に出てくる阿波郡の地名「拝師(はやし)」の由来
- 回答
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【A】『奈良・京都地名事典』
p.228「はいし(拝師)」
「林(はやし)」の意で原野の周辺に林が多かった土地。
「林」の字は、古代においては地名の二字化で、「拝師・拝志」などと書く場合が多い。
【B】WEBサイト「Japan Knowledge」内
日本歴史地名大系ジャーナル>「歴史地名」もう一つの読み方>第2回 地名の表記と変遷(3)
情報初出:歴史地名通信〈月報〉50号(平凡社・2005年)
https://japanknowledge.com/articles/blogjournal/howtoread/entry.html?entryid=4(最終確認 2026/03/11)
『延喜式』民部省に「凡諸国部内郡里等名、並用二字、必取嘉名」とあり、
中国に習い各地の地名を漢字2字に統一する動きがあったことが紹介されている。
『和名鈔』には「拝志/拝師/拝慈」などの「ハヤシ」と呼ばれる郷名が17収録されており、
林というわかりやすい自然地名を二字化したものであると記されている。
【C】『古代地名語源辞典』
p.257「はやし(拝師、拝志、林戸)」
『和名抄』記載の十数か所のハヤシ郷の分布は、近畿から北陸、中国、四国に集中する。
「拝志(拝師)は、地名の二字化政策により、「林」の変化したものであるのはほぼ間違いなかろうが、
単に「林」だけを意味しているとは思えない」として、下記の意を紹介している。
・信仰に関する特殊な林
・自然林に対し人手の加わった森林
・ハヤ、ハイ、ハキの転で、「崖」をいうもの
・「落ちる」の意でハエという語もある。
- 回答プロセス
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1.徳島県の地名辞典をあたる。由来なし。
2.阿波町史をあたる。由来なし。
3.荘園関係辞典をあたる。由来なし。
4.google検索「拝師」。京都府に同名の地名があるのを確認。
5.京都の地名辞典をあたる。
「角川地名大事典 京都府 上巻」
p.1134「はいし 拝師〈福知山市〉」に地名の由来として「丹波志」の引用で「此村ニ牛頭天王ヲ勧誘セリ出雲国素戔嗚尊社有地拝師ト云此神ノ祭ニ及テ此文字ヲ用ト観タリ」とある。
p.1167「はやしのごう 拝師郷」〈綾部市〉〈岩滝町・宮津市〉
6.京都の地名の由来について【A】を見る。
7.google「拝師+地名」で検索。【B】がヒット。 8.全国的にみられる地名とのことから、古代の地名に関する辞典【C】をあたる
- 事前調査事項
- NDC
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- 四国地方 (218 8版)
- 参考資料
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吉田茂樹 著. 奈良・京都地名事典. 新人物往来社, 2007.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008546237 , ISBN 978-4-404-03457-1 (自館請求記号 291.65 /ヨシ/) -
楠原佑介 [ほか]編著. 古代地名語源辞典. 東京堂出版, 1981.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001524183 (自館請求記号 291.03 /クス/2)
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吉田茂樹 著. 奈良・京都地名事典. 新人物往来社, 2007.
- キーワード
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- 拝師
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000381652