レファレンス事例詳細

１．岐阜市立図書館分室である西部図書室より予め『黒野史誌』の紹介を受けていたので、第一七章「黒野の人物」を検索、「白木清癡」の名を確認する。しかし、没年・教授の内容、資料までは記載がなかった。
２．１の内容に岐阜市長であった「松尾国松」（まつおくにまつ）の名があったので、松尾国松の回顧録『八十年の回顧』(松尾国松／著 中部日本新聞社／発行　1957年　P14）を調べるが、ここにも問合せ事項についての記述はなかった。
３．「井上孝哉」に関する資料は所蔵がなかった。
４．下鵜飼の多賀神社に碑があるとのことなので、『岐阜の神社』（岐阜県神社庁岐阜市支部／編　1958年）を確認し、多賀神社については確認したが石碑の紹介については記載なし。
５．岐阜県の郷土人物関連資料『岐阜県郷土偉人伝』（杉浦秋次郎／編　岐阜県郷土偉人伝編纂会／発行　1933年）『岐阜県人物録』（清寛／編　岐阜新聞社／発行　1933年）『岐阜県人名鑑』（岐阜新聞社事業局／編　岐阜新聞社／発行　1990年）『岐阜県　人物・人材情報リスト』（2000年、2002年、2004年、2007年、2009年、2011年、2013年版）（日外アソシエーツ株式会社／編）には白木清癡（白木市郎兵衛）の名は見当たらなかった。
６．インターネットで「白木清癡」「岐阜県　漢学者」等をキーワードに検索したが『黒野史誌』（前述）以外の有効な情報は見つけられなかった。
７．岐阜県図書館にメールで問い合わせを行ったところ、『濃飛人物史』（岐阜県歴史教育研究会／編著　教育出版文化協会内濃飛人物史刊行会／発行　1980年　P219）『岐阜県教育史　史料編近世』　（岐阜県教育委員会／編　岐阜県教育委員会／発行　1998年　P665）にも白木清癡に関する記載があると紹介を受けるが、質問内容に関する記載はなかった。
８．レファレンス協同データベース事業担当者研修会事前課題に対するコメントで、Googleブックス（http://books.google.co.jp/）の紹介を受ける。Googleブックスの検索によると、『一六遺稿』（第１～２巻？）（巌谷一六／著　1911年発行）に白木清癡の名が出てくるようであるが内容の読解には至っていない。

『一六遺稿』（第１～２巻)ページ_ 二士)十一
=　美濃方鯀郡下鵜飼村有君子人焉日白木清癡翁家世里正翁少而喪父壟
職以循良稱明治之初退而教授鄉學別設夜課篇村中子弟講習書數諄諄不鑊子餘年
如一日受業者至五百餘人或質疑義則摘微抉深使融會貫通而止家富藏書蒐和漢聚
古今 ...
http://books.google.co.jp/books?id=fAA2AQAAMAAJ&q=%E7%99%BD%E6%9C%A8%E6%B8%85%E7%99%A1&dq=%E7%99%BD%E6%9C%A8%E6%B8%85%E7%99%A1&hl=ja&sa=X&ei=QPmsU-XVK8nc8AWLz4DoAw&ved=0CBQQ6AEwAA（2014.6.27確認）

地域の郷土誌として『黒野史誌』に掲載があるかもしれないと紹介あり