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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024年07月07日
登録日時
2026/05/29 11:24
更新日時
2026/06/17 11:46
提供館
杉並区立中央図書館 (2300151)
管理番号
6000045081
質問

解決

ユーゴスラヴィア紛争とその前後のバルカン半島について

1. ユーゴスラヴィア大統領チトーが行った政治や彼の生涯について詳細な記述のある本
2. ユーゴスラヴィア解体時のマケドニア(北マケドニア)、モンテネグロ、旧ユーゴではありませんがアルバニアの動向について詳しく書かれた本
小説やエッセイでも構いません。
回答
(1)チトー大統領の生涯・政策等に関する資料

・『チトー伝 ユーゴスラヴィア社会主義の道』(V・ヴィンテルハルテル/著、徳間書店、1972年、283チ)
→ユーゴスラヴィアのジャーナリストであった著者によるチトーの伝記です。出生時から本書が発売される前の1971年までの出来事についてまとめられています。巻末に年表も掲載されています。

・『チトー・独自の道 スターリン主義との闘い』(ズボンコ・シタウブリンゲル/著、サイマル出版会、1980年、239.3シ)
→本書もユーゴスラヴィアで長年新聞記者、機関紙の編集者を務めた著者によるチトーの伝記です。特に革命家としての活動面に重きを置いて記されています。

・『ユーゴ動乱1999 バルカンの地鳴り』(梅本 浩志/著、社会評論社、1999年、239.3ウ)
→第4章「チトーが創った国」(pp.137-166)では、世界でも類例を見ない自主管理共和国連邦をつくり、発展させ、社会的安定をもたらした傑出したリーダー、チトーの思想とシステムについて詳しく解説されています。またユーゴ空爆による各国の思惑、バルカン争乱の歴史についても書かれています。

・『ユーゴの解体を解く』(カトリーヌ・サマリ/著、柘植書房、1994年、239.3サ)
→「第1部 ユーゴの解体」の「第二章 ユーゴの制度がたどった歴史的諸段階」(pp.33-47)、「第三章 ユーゴの解体が意味するもの」(pp.49-75)、「第3部 2. チトー時代のユーゴ経済制度がたどった変遷とその特徴」(pp.213-218)で、特にチトー大統領が行った政治について詳しく紹介されています。

・『非同盟外交とユーゴスラヴィアの終焉』(定形 衛/著、風行社、1994年、319.9サ)
→1991年の社会主義ユーゴスラヴィア解体までの非同盟外交を詳しく解説した資料です。指導者チトーによる政治外交の様子が描かれています。

・『モザイク国家ユーゴスラヴィアの悲劇』(徳永 彰作/著、筑摩書房、1995年、239.3ト)
→ユーゴスラヴィアの生い立ちから多彩な民族性、連邦国家を築こうとしたチトーの試みが描かれています。チトーイズムと呼ばれる三本柱「分権化された社会主義的民主主義」、「非同盟主義」、「労働者自主管理」について多くのページを割いて説明をしています。

・『チトーと語る』(高橋 正雄/著、恒文社、1982年、312.8チ)
→1980年のチトーの死去後、チトーのことや、ユーゴスラヴィアのことをより理解してもらうために、著者とチトーの架空対談の形をとって多くの資料をもとに書かれた資料です。


(2)ユーゴスラヴィア解体時のマケドニア(北マケドニア)、モンテネグロ、アルバニアの動向について記された資料

・『地図で見るバルカン半島ハンドブック』(アマエル・カッタルッツァ/著、原書房、2017年、239カ)
→バルカン諸国の動向について、歴史的・地理的観点から解説されている資料です。「ユーゴスラヴィアの紛争と解体(1991-2001年)」(pp.26-29)、「ユーゴスラヴィア紛争から誕生した脆弱な諸国家」(pp.30-33)、「混乱の中にあるアルバニア」(pp.34-37)といった項目が設けられています。

・『図説バルカンの歴史 ふくろうの本』(柴 宜弘/著、河出書房新社、2019年、239シ)
→バルカン諸国の歴史について、多くの図・写真を用いながらまとめられた資料です。「ユーゴスラヴィア内戦」(pp.155-157)、「ユーゴ内戦とバルカン諸国」(pp.157-159)、「コソヴォ紛争」(pp.159-162)、「マケドニア問題」(pp.162-166)、「モンテネグロとコソヴォの独立」(pp.166-170)にて、当時の各国の動向や情勢等について触れられています。

・『バルカン史 下 YAMAKAWA SELECTION』(佐原 徹哉/編、山川出版社、2024年、239サ)
→「第九章 一九九〇年のバルカン:対立と相互協力」という章があり、その中でも「体制転換後のルーマニアとアルバニア」(pp.192-194)、「マケドニア問題」(pp.194-198)といった項目が設けられています。

・『なぜ戦争は終わらないか ユーゴ問題で民族・紛争・国際政治を考える』(千田 善/著、みすず書房、2002年、319チ)
→ユーゴスラビアの研究に長年携わってきた著者が旧ユーゴスラビアの紛争を中心に取り上げ、ボスニアやコソボの紛争を詳しく解説しています。国際社会が抱える問題やどうしたら解決できるのかを著者なりにまとめた1冊です。

・『ユーゴスラヴィア 衝突する歴史と抗争する文明』(岩田 昌征/著、NTT出版、1994年、239.3イ)
→1990年にユーゴスラヴィア共産主義者同盟が解体的消失の日を迎え、その後の体制転換期の民族紛争が国内的にも国際的にも過剰反応を呼び起こして複雑化し、処理困難に陥った様相を記しています。

・『ユーゴスラヴィアの崩壊』(ミーシャ・グレニー/著、白水社、1994年、239.3ク)
→旧ユーゴスラヴィアの紛争がどのようにして始まったのか、民族間の対立を軸に解説しています。チトー政治や、アルバニア本国の革命、それぞれの国の動向について触れられた資料です。

・『ユーゴ紛争 多民族・モザイク国家の悲劇』(千田 善/著、講談社、1993年、A)
→「第一部4 コソボ=ユーゴ紛争の時限爆弾」(pp.123-142)で、アルバニア系の主婦がセルビア警察に射殺される事件がおきたことが書かれています。事件の状況、葬儀の様子、アルバニアが二重権力状態であること、アルバニア人の様子などが紹介されています。

・『ユーゴスラヴィアの実験 自主管理と民族問題と』(柴 宜弘/著、岩波書店、1991年、230.7ト)
→1990年1月に行われたユーゴ共産主義者同盟第十四回臨時会議、マケドニア共和国とボスニア・ヘルツェゴヴィナ共和国の議会選挙、セルビア共和国とモンテネグロ共和国の議会選挙の内容が紹介されています。チトー大統領の政治についても触れられています。

・『ユーゴスラヴィア現代史 岩波新書 新赤版 445』(柴 宜弘/著、岩波書店、1996年、A)
→ユーゴスラヴィアの歴史について、オスマン帝国支配下時からボスニア・ヘルツェゴビナ和平協定の締結時までまとめられています。特に、「第四章 戦後国家の様々な実験」(pp.104-130)にて、第二次世界大戦後に行われたチトーによる民族政策について記されています。

・『ユーゴスラヴィアと呼ばれた国があった』(金丸 知好/著、NTT出版、2000年、239.3カ)
→NATOによる空爆により民族の対立が一層煽られ、アルバニア人とセルビア人の対立は激化の道を辿ります。両民族の対話による共存を目指しながら挫折した二人の女性を軸に、政治に翻弄されるバルカンの人々を記した資料です。

・『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ 集英社新書 0297』(木村 元彦/著、集英社、2005年、239.3キ)
→ジャーナリストである著者が、NATOによる空爆終了後のセルビア・モンテネグロを追ったルポルタージュです。2001年から2004年1月までに起こった出来事について記されています。

・『アルバニア現代史 変革の現代史シリーズ 3』(中津 孝司/著、晃洋書房、1991年、239.4ナ)
→アルバニアの歴史について、民族、経済、政策等の観点からまとめられています。特に「4 国際関係の構造」では、本書刊行当時のアルバニアで行われていた外交政策や他国との関係性について触れられています。

・『新生アルバニアの混乱と再生』(中津 孝司/著、創成社、1999年、332.3ナ)
→上記資料と同著者が書いた資料です。こちらは著者の専門分野、アルバニア経済をメインテーマとしていて、社会主義時代の経済の分析から現在に至るまでの道のりを解説し、産業振興、政府の役割、世界経済との関連などを分野別に詳述しています。

・『文献・新聞記事からみるアルバニア』(大倉 晴男/著、勁草出版サービスセンター、1992年、239.4オ)
→アルバニアについて、その民族や国土等の概観、現代までの歴史、また関連する新聞記事や年表等の資料も含めてまとめられた一冊です。特に歴史については、東ヨーロッパ革命時の1989年から、アルバニア人民議会総選挙が行われた1991年までが注視して記されています。
回答プロセス
・件名「Tito Josip Broz」、「ユーゴスラビア」、「マケドニア」、「モンテネグロ」、「アルバニア」等で蔵書検索
・分類239の一般書架をブラウジング
事前調査事項
『オシムからの旅』(木村 元彦/著、理論社、2010年)
『民族とネイション』(塩川 伸明/著、岩波書店、2008年)
『バルカン 「ヨーロッパの火薬庫」の歴史 中公新書 2440』(マーク・マゾワー/著、中央公論新社、2017年)
『バルカンの民族主義』(柴 宜弘/著、山川出版社、1996年)
『バルカン・ブルース』(ドゥブラヴカ・ウグレシィチ/著、未来社、1997年)
その他小説など
NDC
  • バルカン諸国 (239)
参考資料
キーワード
  • ユーゴスラヴィア
  • バルカン半島
  • Tito Josip Broz
  • チトー
  • マケドニア
  • モンテネグロ
  • アルバニア
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
質問者区分
社会人
登録番号
1000384336
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000384336 コピーしました。
アクセス数 253
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