レファレンス事例詳細

水戸市史中巻３　P236-P240
　三眼銃の写真（火縄式・雷管式2種類あり）ほかに6連発8連発もあったとのこと
高島秋帆に学びに行ったこと
　斉昭の神発流「奮二発神州之正気」から命名
　水戸市神崎寺での鉄砲製造
　　　　　　
水戸市史中巻４　P642
　水戸市内平戸郡治所蔵中の写真有農兵のとりたて（P632-）関連
水戸市史中巻４　P871-平戸本家の話など
　農兵のとりたて（P632-）関連
　水戸藩より貸与された銃器
　その他反射炉神崎製造所の記述あり

幕末明治製鉄史
　那珂湊反射炉の記載あり
P102-　「水戸藩用語では銃・鉄銃は砲をさすとのこと」など興味深い記述
いわゆる銃は反射炉では作られなかった？
　水戸で製鉄が盛んでなかった理由は（①財政難②安政の大獄による斉昭謹慎③領土内に鉄の産地なし）＝他資料と同じ

2022.6.16追記
水戸烈公の国防と反射炉
　大砲関係記述メイン

茨城県大百科事典
　阪場志業　さかばむねなり　（１８３３～１９１１）
鉄砲製造業者。阪場銃砲器（SKB）の基礎を築いた。
　ねじで銃底を塞ぐのを考案したらしい
　鉄砲鍛冶はあったらしい
　一貫齋國友藤兵衛傳（近江國友）の技術者

※阪場志業について
以下の資料に事蹟が記載されている。
１．『茨城の顔」（室伏勇、茨城新聞社、１９６９）P１０４～P１１１「稀代の鉄砲鍛冶　初代　阪場志業」
２．『郷土歴史人物事典　茨城』（佐久間好雄、第一法規、１９７８）P104～P105
３．『友部町百年史』（友部町商工会、友部町役場、１９７１）P３１８～P３２０
４．『友部町史』（友部町、１９９０）P486～P４８７「鉄砲鍛冶の初代阪場志業」
図解古銃事典
　P105ゲベール中の記述で元治以降は国産で間に合うとの記述あり
〃　水戸藩の新発銃はゲベール銃の模倣
　P131コルトネービーレボルバーの写真有（図183）
　P143コルトネービー模倣銃の写真有（図208）（水戸藩で複製したという記述無）

幕末もう一つの鉄砲伝来
　江戸初期-明治にわたる関流（砲術流派）の歩み　土浦亀城公園で火縄銃演武は別団体
　　（土浦藩士）
　P171幕末維新期主な輸入銃一覧

江戸の砲術師たち
　幕末もう一つの鉄砲伝来の前史（幕末に関する記述皆無）
　ｐ76土浦藩の軍役（銃器の技術面・水戸藩の事情等知りたいことは記述なし）

火縄銃から黒船まで
　P27-76火縄銃・大筒・焔硝
　P34幕府の砲兵工廠近江国国友村（滋賀県）
　ここで友部の鉄砲鍛冶は修業した？
　P39-42ねじに関する記述

和銃の歴史
　P121小石川水戸藩邸跡地に明治政府が工場を建設したこと

幕末維新全殉難者名鑑1
　P41　桜田門外の変　杉山弥一郎　鉄砲師孫十郎の子（自身も鉄砲鍛冶？）
 
WEB
　2018.01.23産経新聞　「桜田門外の変」に参加…尊王志士が製造の火縄銃を修復 長野 ... https://www.sankei.com/article/20180123-3HO2C7QTCVNN7PK3OABSI24DFM/

結論
幕末時に水戸市内神崎寺または友部で鉄砲が生産されていた。
しかし井伊大老を撃ったコルトが水戸藩で複製されたものという証拠は資料からは見つけられなかった。
質問者OKとのこと

20220713追記
井伊大老を撃ったピストル『水府綺談』P219-221に記述及び写真あり
　　『勤皇遺烈集』313高橋多一郎の銃として写真のみあり