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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2021年07月26日
登録日時
2021/12/14 22:43
更新日時
2022/04/28 09:42
提供館
京都府立高等学校図書館協議会司書部会 (1210025)
管理番号
京高図司-2021-A3
質問

解決

男性とスカート(いわゆる女装やトランスジェンダー関連ではない)の歴史、男性の服がズボンになったころの経緯(ヨーロッパ)が知りたい。
回答
1.『世界大百科事典』(2009年改訂新版・奥付による)14巻663p「スカート」の項目中「独立したスカートの前身は,古代エジプト人などが用いた腰衣(ロインクロス)に見られ,ひとつづきの衣服の一部としては,古代ギリシア・ローマ人などのひもでとめたキトンやトゥニカの下半身部もスカートであった。古代では多くの民族が,男女ともにスカートを用いたが,寒帯地方や中央アジアの騎馬民族の中には,男子はズボン,女子はスカートをはいた例もみられる。しかし,西欧では中世後期までは,足首までの,フレアーのついたゆったりとしたチュニックであるコットが男女ともに着用されていた。15世紀に武装の影響を受けて,男子服が胴衣とズボンに分かれ,女子服も胴衣とスカートに分離し,スカートが独立した衣服になった。胴衣とスカートは,ピンやホックなどでつなげられていた。男子のズボンが一般化したのと並行して,女子のスカートも二部式衣服の出現により普及し,今日に至っている。」とある。

2.『カラー版世界服飾史』では、中世の章の中でP28・P30・P41・P44などにズボンについての言及がある。P42には「“ズボン(キュロット)をめぐる争い”」と題する短いコラムがあり、「ズボンが男のシンボルとして意識された痕跡は少なくとも13世紀にさかのぼる」とある。

3.下記の論文が掲載されたwebページ(文化学園リポジトリ 全文公開)を紹介した。
  
男性とスカート考(1)
北方 晴子
文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要,50,43-48 (2019-01-31) , Men and Skirts 1

男性とスカート考 (2)
北方 晴子
文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要,51,69-74 (2020-01-31) , Men and skirts (2)
回答プロセス
 当初の質問は「中世ヨーロッパについて書かれた本はありますか?」だった。対象書籍を絞るためのレファレンスインタビューの中で、古代では男性もスカートをはいていたのに中世になってズボンをはくようになったのにはどういう経緯があったのか知りたいようだということがわかった。その時点でアジアのことは念頭になく、ヨーロッパのことを知りたいとのことだった。

 ヨーロッパで男性スカートの民族衣装というとスコットランドのキルトが思い浮かぶが、『世界大百科事典』のキルトの項目には知りたいことは載っておらず、「スカート」の項目中に男性とスカートの歴史について少し触れてあったので提示。その他、本校にある民族衣装・服飾史関連の書籍を数冊参照した。『カラー版世界服飾史』には、ヨーロッパ中心ではあるがファッションの歴史が概観される中に、男性の服がスカート様のものからズボン式のものに置き換わっていく経緯・20世紀のファッションの「ユニセックス」による男性スカートの提起もうかがえる。そのほか民族衣装・服飾史関連の書籍には男性がスカート様の衣服(長着を含む、ヨーロッパ以外を含む)を着ている図版が散見された。しかし、その中には質問者が期待する記述はなかった。

 次にweb検索をした。「男性 スカート」で検索したところ非常に多くのサイトがヒットしたため、「男性 スカート 歴史 論文」として検索したところ、文化学園リポジトリ内に「男性とスカート考」という論文が全文公開されているのがわかり、利用者に紹介した。
事前調査事項
利用者には『世界の民族衣装図鑑』文化学園服飾博物館編著を、本校図書館より貸し出した(まだ内容は読んでいない状況での質問)。
NDC
  • 衣食住の習俗 (383)
  • ヨーロッパ史.西洋史 (230)
参考資料
  • 世界大百科事典 14 (シヨオ-スキ) 改訂新版. 平凡社, 2007.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009140520-00
  • 深井晃子監修 , 深井, 晃子. 世界服飾史 : カラー版. 美術出版社, 1998.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003006954-00
    ,  ISBN 9784568400427
  • 文化学園服飾博物館編著 , 文化学園服飾博物館. 世界の民族衣装図鑑 : 約500点の写真で見る衣服の歴史と文化. ラトルズ, 2019.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I012211996-00
    ,  ISBN 9784899774969
  • 北方 晴子 , 北方 晴子. 男性とスカート考(1). 2019-01. 文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要 = Journal of Bunka Gakuen University and Bunka Gakuen Junior College 50 p. 43-48
    https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I029844398-00
  • 北方 晴子 , 北方 晴子. 男性とスカート考(2). 2020-01. 文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要 = Journal of Bunka Gakuen University and Bunka Gakuen Junior College 51 p. 69-74
    https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I030560408-00
  • 文化学園リポジトリ.
    https://bunka.repo.nii.ac.jp/
      (リポジトリトップページから当該論文を検索する。2021年12月14日確認)
  • 辻原康夫著 , 辻原, 康夫. 服飾の歴史をたどる世界地図 : 現在のスタイルになった、意外なルーツと変遷とは?. 河出書房新社, 2003. (KAWADE夢新書,)
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I008102763-00
    ,  ISBN 4309502652
キーワード
  • 服飾
  • 服飾史
  • スカート
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介 事実調査
内容種別
質問者区分
高校生
登録番号
1000308904
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000308904 コピーしました。
アクセス数 2801
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