レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月07日
- 登録日時
- 2011/10/28 09:37
- 更新日時
- 2011/11/27 13:13
- 管理番号
- 相橋-H23-103
- 質問
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解決
国産の麻と、麻綱(相模の大凧で使ったり、みこしを引くのに使ったり伝統行事で使用する)について調べるための資料を探している。
- 回答
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④~⑥の資料を提供した。
- 回答プロセス
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麻などの繊維について調べるための資料を見つけた。
①『繊維便覧 第3版』 繊維学会/編 丸善 2004 (自館請求記号:R586)
②『繊維総合辞典』 繊維総合辞典編集委員会/編 日本繊維新聞社 2002 (自館請求記号:R586)
③『繊維の百科事典』 本宮達也/編 丸善 2002 (自館請求記号:R586)
①~③の資料は、麻についての記述はあるが麻綱についての詳細はない。
市内OPACでキーワードを“綱”、“ロープ”などにして検索するが、結び方が乗っている資料しか見つからなかった。
質問者が持ってきた書類に「野州麻」というものが書かれていたので、市内OPACでキーワードを“野州麻”にして検索するが見つからない。Webcat Plus Minusでキーワードを“野州麻”にして検索して見つかった資料の中から、神奈川県内にあるものを神奈川県内図書館横断検索で書名などをキーワードにして検索した。
④『野州麻』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2008 (神奈川県立図書館請求記号:586.32/3)
p11から「野州麻の製品」の項目がある。下駄の鼻緒の芯縄、魚網、糸、網等に使うとあり、カラー写真付きで紹介されている。
⑤『野州麻の生産用具』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2008 (神奈川県立図書館請求記号:618.2/3)
p10から野州麻生産の由来、歴史、麻の銘柄による使い分け、生産に必要な用具の実測図、加工の際に使う用具などが載っている。
⑥『野州麻作りの民俗』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2001 (神奈川県立図書館請求記号:586.32/3)
p36から「野州麻の流通と利用」の項目があり、綱、ロープ、凧糸等の用途について記述がある。
民具についての資料がある棚から次の資料を見つけた。
⑦『日本民具辞典』 日本民具学会/編 ぎょうせい 1998 (自館請求記号:R383.9)
p4から「麻」の項目がある。当麻取締法によって取扱い免許を持つ者のみ栽培ができ、現在も栃木、群馬、長野の一部で栽培されているという内容が書かれていた。
④~⑥の資料を提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 繊維工学 (586 9版)
- 繊維作物 (618 9版)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 参考資料
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- 『野州麻』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2008 (神奈川県立図書館請求記号:586.32/3)
- 『野州麻の生産用具』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2008 (神奈川県立図書館請求記号:618.2/3)
- 『野州麻作りの民俗』 栃木県立博物館/編 栃木県立博物館 2001 (神奈川県立図書館請求記号:586.32/3)
- 『日本民具辞典』 日本民具学会/編 ぎょうせい 1998 (自館請求記号:R383.9)
- キーワード
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- 相模原
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000093741