レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月10日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/12/14 00:09
- 管理番号
- A0038
- 質問
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解決
椎名誠のエッセーを学習した後、多様な分野のエッセー読ませたいので、集めてほしい。(中学校1年国語の授業)
今回は厳密にエッセイの分野に限定をするのではなく、自然科学系、時事的問題、同世代のエッセイなど、多様な分野の本をそろえて欲しい。4月の図書館オリエンテーションの流れをくんで、本を読むことの楽しさを感じてもらうことを優先したい。
- 回答
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多様な分野のエッセイを用意したなかから、個人エッセイ、スポーツ分野のエッセイ、生物分野のエッセイからそれぞれブックトークをしながら紹介。4クラスごとに少しずつ本も変えながら紹介したなかの1例。
『はい、泳げません』(高橋秀実 著.新潮社 2007年)
小学校のときに水恐怖症になって以来、泳ぐことを一切避けて過ごしてきた著者。しかし40代になって意を決して泳ぐことに再挑戦する。泳げない人にとってどれほど水が怖いものなのか、また指導をするの言葉と、それを受け取る側の人との思いの違い違いなども書かれており、両者の真剣さがかえって滑稽で笑わずにはいられないエッセ-。スポーツの分野とはいえ、出来ない人の思いがよく伝わってくる1冊。
『トットの欠落帖』(黒柳徹子 著.新潮社 1993年)
何か1つくらい、自分に特有の才能があるに違いないと、著者の黒柳さんはさまざまなことにチャレンジします。クラシックバレエ、犬の調教師、九官鳥の言葉の先生など、とにかくすさまじいばかりの行動力とともに、どんな場所でも何かしらヘマをしてしまう黒柳さん。そんな彼女の失敗談を集めた1冊。
『ありがとう大五郎』(大谷英之(写真)大谷淳子(文)新潮社 1993年)
奇形の猿を撮影していた写真家が、ある日一匹の手足がほとんどない子猿を自宅に連れて帰ります。「おみやげだよ」と。しかしその日から奥さんと子どもたちにとっては子猿との大変な日々が始まります。大五郎と名づけられた子猿はやがて家族の一員として欠かせない存在となりますが、その矢先悲しい別れが・・・・。
- 回答プロセス
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公共図書館から約200冊、自館の本約150冊の合計350冊を提供。本は大きくは7つの分野に分けた。
1.私の歩んできた道(個人的エッセー)
2.不思議の世界へようこそ(自然科学分野)
3.スポーツってすばらしい(運動分野)
4.動物とのふれあい(生物分野)
5.私たちの住む国(日本の時事問題)
6.世界は今(世界の時事問題)
7.同世代の思い、考えを知ろう(中学生の作文、論文)。
メディアセンターでの最初の授業の冒頭で、各分野のエッセーを紹介し、その分野のなかからいくつかブックトークをおこなった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 評論.エッセイ.随筆 (914)
- 記録.手記.ルポルタージュ (916)
- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
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高橋秀実 著. はい、泳げません 新潮社 2007年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009188574-00 , ISBN 9784101335513 -
黒柳徹子 著. トットの欠落帖. 新潮社 1993年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002281370-00 , ISBN 4101334056 -
大谷英之(写真)大谷淳子(文). ありがとう大五郎. 新潮社 1993年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002583282-00 , ISBN 4101459118
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高橋秀実 著. はい、泳げません 新潮社 2007年
- キーワード
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- エッセー
- ブックトーク
- 随筆
- 読書生活
- 国語教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」
A0038 中学校1年国語事例
上記リンク先には、学習指導案 ブックリスト掲載。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000151293