レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2026/05/08 10:24
- 更新日時
- 2026/05/12 16:57
- 管理番号
- Obu2026-05
- 質問
-
解決
静岡の祖母の家にあった玩具の名前が知りたい。
藁を束ねた俵のようなものに、割箸くらいの太さの棒が刺さっており、棒の先に人形の頭部がある。
人形はいろいろな表情をしていて種類があった気がする。
祖母の家の他にも、静岡の蕎麦屋や和菓子屋などのショーケースの中でも見かけたことがある。
- 回答
-
資料①『「郷土玩具」で知る日本人の暮らしと心』に「いちろんさんのでっこのぼう」の記載がありました。
またデータベース「ジャパンナレッジ」に収録されている『デジタル大辞泉』に「いちろんさんのでっころぼう」の記載がありました。
詳しくは回答プロセスをご覧ください。
- 回答プロセス
-
●業務端末、フリーワード「静岡」、書名「郷土玩具」でヒットしたものの中から、内容を確認。
資料①『「郷土玩具」で知る日本人の暮らしと心』2巻 健康を願う郷土玩具(くもん出版、2005年1月)
p20「いちろんさんの首人形」に該当の人形の写真掲載あり。
「着物を着せて遊んだ首人形が、子どもの夜泣きをなおすおまじないになった。」
「土で作った顔を竹にさした首人形に紙や布の着物を着せて、子どもたちは人形ごっこをして遊びました。」
(中略)「土地のひとたちはこの首人形のことを作者の一郎右衛門(いちろうえもん)の名前をとって、「いちろんさんのでっこのぼう」とよびました。「でっこのぼう」とは「木偶(人形のこと」の坊(子どもの愛称)」という意味です。」と記載あり。
p22-23「できるまで いちろんさんの首人形」
制作過程と、首人形の種類(かっぱ、ねこ、弁慶、静御前、大黒天、さる、青鬼、赤鬼)が写真で紹介されている。
●データベース ジャパンナレッジ キーワード「いちろんさんのでっころぼう」
→『デジタル大辞泉』(https://japanknowledge.com/lib/display/?lid=5091001324170)(最終閲覧日:2026/5/12)
「いちろんさんのでっころぼう」
「静岡県静岡市清水区に伝わる郷土玩具。江戸時代の末に八百屋を副業とした人形師の堀尾市郎右衛門が創始したとされる首人形。2センチほどの土製の頭を棒の先につけた素朴な玩具で、武者や天神、カッパ、狐など、さまざまなモチーフがある。名称は「市郎右衛門さんの木偶(でく)の坊」が訛ったもの。」とある。
●インターネットで画像を見て探す。
google キーワード検索「民芸 俵 棒 顔 人形 静岡」
→「おもちゃばこ 日本土鈴館」(http://nihondorei.shop-pro.jp/?pid=119342775 (最終閲覧日:2026/2/6)
条件に合う人形の画像を発見。
「清水の首人形 市郎右衛門 作」「東海地方で唯一とされる静岡市清水の首人形です。俵の直径約8㎝、人形は2㎝ほどです。10体挿し。土製の首人形を竹串に付けて、グルグル巻いて作った俵に挿してあります。江戸時代初代市郎右衛門が考案して以来、親しみを込めて「いちろんさんのでっころぼう」と呼ばれ愛されてきた郷土玩具です。」とある。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 人形.玩具 (759 10版)
- 民間信仰.迷信[俗信] (387 10版)
- 参考資料
-
-
畑野栄三, 岩井宏實 監修. 健康を願う郷土玩具 : 長寿・安産・病気よけ. くもん出版, 2005. (「郷土玩具」で知る日本人の暮らしと心 : 発見!地域の伝統と暮らし ; 2)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007651157 , ISBN 4-7743-0866-8
-
畑野栄三, 岩井宏實 監修. 健康を願う郷土玩具 : 長寿・安産・病気よけ. くもん出版, 2005. (「郷土玩具」で知る日本人の暮らしと心 : 発見!地域の伝統と暮らし ; 2)
- キーワード
-
- 民間信仰
- 人形
- 静岡
- 首人形
- 土人形
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 郷土 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000383770