レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/11/28
- 登録日時
- 2026/03/26 00:30
- 更新日時
- 2026/03/26 00:30
- 管理番号
- R1015860
- 質問
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解決
魔女が黒いとんがり帽子をかぶっているイメージの起源について知りたい。
- 回答
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起源ははっきりせず、いくつかの説がある。
以下の資料に記載があった。
【図書】
・『魔女と魔術の事典』(ローズマリ・エレン・グィリー/著 荒木正純/監訳 松田英/監訳 原書房 1996.10)
p.424「魔女の帽子」
魔女が広い縁のついた高く黒い先の尖った帽子をかぶっているというイメージの起源について、いくつかの説が挙げられている。
「一五世紀の宮廷で流行した高い円錐形の『低能帽』が誇張化されたもの」
「ピューリタンとウェールズ人がかぶっていた、高いが先が尖ってはいない帽子が誇張化されたもの」
「縁のない円錐形の帽子は、長い間、男魔法使いと魔術師と連想された。ゴヤは、そうした帽子をかぶった魔女を描いていた。歴史の途中のどこかで、ある芸術家がその帽子をより女性にふさわしいものにするために、縁をつけた可能性がある。」
「ステレオタイプ化した魔女の帽子は、ヴィクトリア朝ないしその世紀の変わり目頃に、子供用の妖精物語の挿し絵のなかに現れた」
「ルナの町から出土した古代エトルリアの貨幣には、一方の側に女神ディアナの可能性のある頭部が描かれている。ディアナは魔女と連想されているのである。その頭部は、縁のない円錐形の帽子をかぶっている。」
・『魔女絵の物語:魔女をめぐる図像の歴史と変遷』(アリックス・パレ/著 冨田章/訳・監修 グラフィック社 2023.8)
p.12「魔女のアトリビュート」
「黒いとんがり帽子
最初は山高帽だったが18世紀末に黒く、先端が尖るようになり19世紀にはこの形が一般化した。」とある。
p.70「ガードナー《マクベスの3人の魔女》1775年」
「とんがり帽子!」の項目に「本作に描かれているのは、魔女の黒いとんがり帽子の最も古い表現のひとつ。この種の帽子が一般に知られるようになったのは19世紀になってからの、イギリスや特にアメリカの大衆文化においてのことだ。この帽子の起源は多様で、はっきりとはしていない。中世のユダヤ人男性の帽子や、異端審問所において異端者に被せた帽子、あるいはヨーロッパのプロテスタントの帽子、アメリカの清教徒たちの帽子などが起源の候補にあげられている。」とある。
・『図説魔女の文化史』(セリヌ・デュ・シェネ/著 蔵持不三也/訳 原書房 2021.4)
p.125-133「第3章 魔女のイメージ 3.魔女を表現する」
「今日、われわれは一見しただけで魔女を簡単に見分けることができる。全身黒ずくめで、先端がとがった大きな帽子をかぶっている。だが、こうしたイメージはヨーロッパや古代の産物ではない。それはアメリカからの直輸入であり(おそらく1939年封切りの映画『オズの魔法使い』によって強化された)、旧大陸で長いあいだ流行していた表現とは関係がないのである。」とある。(p.125)
【雑誌】
・鈴木一博「イギリスの「魔女と妖精」の図像考:いかにして魔女と妖精は異端者の帽子をかぶるようになったのか」『児童文化』<45>(東海児童文化協会 2014.3)p.2-18
[事例作成日:2025年11月28日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 超心理学.心霊研究 (147 10版)
- 民族学.文化人類学 (389 10版)
- 芸術史.美術史 (702 10版)
- 参考資料
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- B10761353 魔女と魔術の事典 ローズマリ・エレン・グィリー∥著 原書房 1996.10 147.033 4-562-02858-0 (p.424)
- B14313655 魔女絵の物語 アリックス・パレ‖著 グラフィック社 2023.8 704 978-4-7661-3769-9 (p.12)
- B13913161 図説魔女の文化史 セリヌ・デュ・シェネ‖著 原書房 2021.4 387 978-4-562-05909-6 (p.125)
- B16853850 『児童文化』<45>(東海児童文化協会 2014.3) 東海児童文化協会 2014.3 (p.2-18)
- キーワード
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- 魔女
- とんがり帽
- 帽子
- シンボル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000382298