レファレンス事例詳細

【プロセス】
１．業務端末にて「戦争␣スローガン」と検索ののち、一般件名「広告␣日本」で検索
→『時代を映したキャッチフレーズ事典』（ 674.2/ﾌｶ/B）…戦争に関するスローガンの記載有
　『戦う広告』(674.2/ﾜｶ/Ｂ)…戦時下の広告が見られる

２．業務端末にて、一般件名「標語」で検索
→『黙つて働き笑つて納税』( 210.7/ｻﾄ/) …戦時国策スローガンと解説　
　『帝国ニッポン標語集』（210.7/ﾓ/）…出典、出典年別にスローガンを見ることができる

３．業務端末にて、「プロパガンダ」で検索
→『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争』（210.7/ﾀｼﾞ/）
　『帝国日本のプロパガンダ』（361.4/ｷｼ/）
　『戦争と放送』（699.2/ﾀｹ/I）…ラジオ講演者が使った語句やスローガンの分析があり、頻出するものについての
　　　　　　　　　　　　　　表が掲載されている。
　『「誉れの子」と戦争』（210.7/ｻｲ/CS）…戦争遺児に対する訓話に戦意高揚の語句が見られる。
　『みんなで戦争』（210.7/ｼｹﾞ/）…銃後美談がどのように使われていたかの記述がある。

４．「210.7」（昭和史）、「674」（広告・宣伝）の棚をブラウジング
「210.7」の棚
→『特攻隊員の現実(リアル)』（210.7/ｲﾁ/）…「七生報告」「神風」について記載あり
　『写真週報」に見る戦時下の日本』（210.7/ｼﾔ/）…戦時下の広告が見られる
　『戦時下標語集』（210.7/ｵｵ/）…出典年別にスローガンをみることができる
「674」の棚
→『昭和の広告６０年史』（674.2/ﾔﾏ/B）
　『戦争と広告』（674.2/ﾊﾞﾊﾞ/B）
　…上記の資料より、大政翼賛会が新聞社と共に大東亜戦争１周年を記念し、「国民決意の標語募集」をしていたことが分かる。

５．データベースにて
・データベース毎索にて、依頼されたスローガンを１つずつキーワード検索
→「〔書評〕歴史書の棚　「神話国家」なぜ生まれた？「戦前」の分析から理解＝井上寿一」
　2023.06.13　エコノミスト　１貢　第１０１巻　第２２号　通巻４７９７号　５４貢
…「八紘一宇」は、１９４０年に国是となり、この年、近衛文麿内閣が「大東亜」新秩序の理念として、「八紘一宇」を掲げたとの記載あり。
→「[憂楽帳]滅私奉公の人」2000.04.20　毎日新聞　東京夕刊　１３貢　社会
…「「滅私奉公」は昭和１５年ごろから敗戦にかけて盛んに使われた。」との記載あり。
・データベース朝日新聞クロスサーチにて、「国民決意の標語募集」を検索
→　昭和１７年１１月１５日　「国民の決意の標語　募集」
　　昭和１７年１１月２７日　「国民の決意の標語　入選発表」