レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年06月17日
- 登録日時
- 2025/01/27 11:22
- 更新日時
- 2025/02/11 11:47
- 管理番号
- 中央-1-0021792
- 質問
-
解決
光を描いている絵画について書かれている書籍・光を写している写真について書かれている書籍を知りたい。(多くの作品例をあげて、その特徴を分析した書籍。)
- 回答
-
参考になりそうな資料を紹介した。
<絵画>
・『ルノワール 光と色彩の画家』賀川恭子/[著] 角川書店 2010年
主にルノワールの作品を多数取り上げ、特徴や作風の変化等を解説している。
・『モネ 光と空気の表現者』パオラ・ラペッリ/著 樺山紘一/日本語版監修 昭文社 2007年
モネの「人生と画業」「時代と影響」「主な作品」をまとめる。作品はモネ中心だが、モネ以外の、同時代の画家の作品もある。
・『もっと知りたいモネ 生涯と作品 改訂版』安井裕雄/著 高橋明也/監修 東京美術 2022年
年代順に、その生涯や変遷をたどりながら、モネ作品を多数取り上げ、解説している。
・『クロード・モネの世界 陽光と色彩のメッセージ。 図録』名古屋ボストン美術館/編 風媒社 2008年
モネの作品を中心に、ほかの画家の作品も取り上げつつ解説している。
・『光をまとう中世絵画 やまと絵屛風の美』泉万里/著 角川学芸出版 2007年
さまざまな中世のやまと絵屏風を取り上げ解説している。
・『フェルメール 窓からの光』喜多尾道冬/著 講談社 1985年
フェルメールの作品を中心に、ほかの画家の作品についても取り上げ解説している。
・『印象派の水辺』 赤瀬川原平/[編]著 講談社 2014年
全編にわたり、印象派の画家が描いた「水辺」にまつわる作品を絵付きで解説。多くの作品に光の扱い方の記述が(多少)ある。
・『絵画の「進化論」』小田茂一/著 青弓社 2008年
p30「第1章 4 写真の登場と描法の変化」
第2章以降も「写真」と「絵画」についての記述が多い。
・『印象派』ダイアナ・ニューオール/著 ゆまに書房 2011年
全編にわたり、巨匠たちの代表作を数ページにわたり解説。特に絵画の一部分に焦点を当てた「のぞき窓」のある黒いページでは色使いなどを分析しており、「光」の描き方についても記述がある。
・『影の不思議 光がつくる美の世界』 ウィリアム・ヴォーン/著 駒田曜/訳 創元社 2021年
影の性質や影の持つ意味について考察した本。絵画だけではないが、いくつか作品の影の効果について書かれている。写真はないが、映画はある。
・『週刊エコノミスト』2023年09月05日号 毎日新聞出版
p92-93「テート美術館展 光」いくつかの絵画作品の解説あり。
<写真>
・『光のプロジェクト 写真、モダニズムを超えて』深川雅文/著 青弓社 2007年
写真論について。文章中心で、写真作品はあまりないが、いくつか、作品解説はある。
・『写真 光をとらえる驚異』カマル社/編 河出書房新社 1982年
光をとらえるアート(術)として写真をとらえ、その原理について具体的に写真を見つつ理解することを試みている。カメラマンたちが作品を解説している。
・『光と影の芸術』東京都写真美術館/編 平凡社 2012年
写真の作品集。第1部は「光の造形―操作された写真」。「光を写している」というより、写真技術や感光材の選択により可能となった不可視な光線に操作された作品について。例えば、多重露光やリフレクションなど。
・『自然写真50年史』竹村嘉夫/著 豊田芳州/著 文一総合出版 1995年
特に光に関わらず自然写真集の紹介。リストに挙げられている写真集は1460冊、内容が紹介されている写真集は115冊。
・『写真に帰れ 「光画」の時代』飯沢耕太郎/著 平凡社 1988年
p126-224「第2部 『光画』の視線」1932~33年に発刊されていた写真雑誌『光画』に掲載されていた写真について、時代を象徴するいくつかのキー・イメージを抽出して解説している。
・『現代写真論 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ』シャーロット・コットン/著 大橋悦子/訳 大木美智子/訳 晶文社 2010年
243点の写真を取り上げ、現代美術としての文脈から8つのカテゴリーに分け、解説している。特に光を写した写真には限らない。
・『写真の読み方 初期から現代までの世界の大写真家67人』イアン・ジェフリー/著 伊藤俊治/監修 内藤憲吾/訳 創元社 2012年
写真家67人の作品を解説している。特に光を写した写真には限らないが、多数の作品を取り上げている。
・『自然写真の平成30年とフォトグラファー』日本自然科学写真協会/編 小学館 2019年
p116-118「気象写真家とその作品」多少光の写真についての記述もある。
p155「BIRDCALL-光の中で」という写真集について述べている。
全体的にいろいろな写真集について述べている。
・『デジタル写真論』清水穣/著 東京大学出版会 2020年
p75 光を使った対照的な写真について解説している。
p78 光を使ったスポットライト効果の写真を紹介している。
p106「(略)光と影の方向、撮影高度に微妙な変化がつけてあるために、徐々に方向感覚が危うくなってくる(略)」
・『光の版画 楽しいクリエイティブ・フォトと最前線の作家たち』永原ゆり/著 小本章/著 美術出版社 1988年
「光の版画」としてのクリエイティブ・フォトについて、さまざまなアーティストを紹介し、解説している。
・『イメージのヴァナキュラー 写真論講義 実例編』前川修/著 東京大学出版会 2020年
p15-69 第1部 写真集を「読む」
- 回答プロセス
-
●所蔵資料を確認する
・作品例を多く挙げて特徴を分析している本という観点から
・絵画における「光」を考えた時に思いつくのが「モネ=印象派」の作品であったため、印象派に関する資料を確認。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 洋画 (723 10版)
- 写真 (740 10版)
- 撮影技術 (743 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 光
- 絵画
- 写真
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000362282