レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年08月03日
- 登録日時
- 2024/11/23 12:28
- 更新日時
- 2024/12/10 21:27
- 管理番号
- 県立長野-24-149
- 質問
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解決
長野県立歴史館がデジタル化して公開している『信濃史料 巻8 正長元年-応仁元年』のp.397[98コマ目]に、「ナホコノ記録、昭和十七年四月廿七日焼失ス」の文言があるが、県立長野図書館の2階一般図書室郷土コーナーに置いてあるものには、この文言が見当たらない。理由を知りたい。[最終確認2024.11.25]
- 回答
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「長野県立歴史館/信濃史料」のトップページでは、「昭和26年(1951)から昭和44年(1969)にかけて編纂・刊行された『信濃史料』」をデジタル化したという内容の文言がある。
また、「信濃史料(資料グループ)」の各巻一覧では、『信濃史料 巻八 正長元年(1428)-応仁元年(1467)』の出版年は昭和32年(1957年)となっている。[最終確認2024.11.25]
当館所蔵の『信濃史料』信濃史料刊行会編・刊 のうち、2階一般図書室郷土コーナーで置いているものは、1968-1970年にかけて刊行された改訂重刊と版表示されているもの。請求記号は【N208/28a】で、改訂版を示す「a」が付されている。
改訂版である『信濃史料 巻8 正長元年-応仁元年』【N208/28a】のp.397を確認したところ、「ナホコノ記録、昭和十七年四月廿七日焼失ス」は削られていた。
改訂重刊の当該巻である第8巻の例言には、この部分を含めての改訂内容についての記載は確認できなかった。p.397の頭注にも記載は見当たらない。
なお、デジタル化にあたり、改版前資料を使用した理由等については、長野県立歴史館に問い合わせるよう勧めた。
- 回答プロセス
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1 問い合わせの『信濃史料』のデジタルコンテンツを確認する。
2 当館所蔵の『信濃史料』を確認する。
3 出版年に違いが見られたので、所蔵する旧版の『信濃史料』で出版年を確認する。
4 デジタル化されたものは旧版とみられるため、コンテンツトップページの例言や解説のようなものを探し、旧版をデジタル化したものという文言を確認した。
5 改訂版の当該ページの頭注、脚注、シリーズ全体の例言等確認したが、この文言を削除した理由について明言された個所は確認できなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215)
- 参考資料
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信濃史料刊行会 編輯. 信濃史料 第8巻. 信濃史料刊行会, 1957.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I10111100110288 (【N208/28/8】) - 信濃史料刊行会 編輯. 信濃史料 第8巻. 信濃史料刊行会, 1970. (【N208/28a/8】)
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信濃史料刊行会 編輯. 信濃史料 第8巻. 信濃史料刊行会, 1957.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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長野県立歴史館
〒387-0007 長野県千曲市大字屋代260-6(科野の里歴史公園内)
電話番号 (代表)026-274-2000 FAX 026-274-3996
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000359703