レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20240217
- 登録日時
- 2024/07/11 00:30
- 更新日時
- 2024/12/02 12:52
- 管理番号
- 0401006348
- 質問
-
未解決
カナダの五大湖やミシシッピ川付近を探検した「ラ・サール」というフランス人探検家がいるはずだが、その人について書いてある資料があれば見たい。
また、ネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)をフランスに連れて帰って教育をし、アメリカへ帰国させていたというような記述はあるか。
- 回答
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参考資料①~⑤および国立国会図書館デジタルコレクションを紹介した。
なお、ネイティブ・アメリカンをフランスへ連れて帰ったというような記述は確認できなかった。
- 回答プロセス
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ラ・サールという人がいたはずという話だったため、まずは③『外国人物レファレンス事典 古代-19世紀 4 索引』を調査したところp.707に「ラ・サール(17世紀のフランスの探検家)」との記載を確認。
また、④『世界史事典』p.555に「ラ=サール La Salle,Robert Cavelier de 1943~87 フランスの探検家。1666年カナダにわたってよりしばしばミシシッピー川流域を探検。全渓谷をルイジアナと命名し、仏植民地の拡大に尽力。のち移民に殺された。」との記載あり。名前等誤りでないことを確認。
上記情報をもとに、キーワード「ラ・サール」「La Salle Robert Cavelier de」「ラサール 探検」等で自館検索。子ども室所蔵の⑤『世界探検ものがたり 4年生』のみヒット。
内容を調査したが、お求めの「ネイティブ・アメリカンをフランスに連れて帰った」というような記述は確認できず。
国立国会デジタルコレクションで「ラ・サール 探検」と検索すると『ラ・サール探検記』(永続的識別子:info:ndljp/pid/2986316)がヒット。
目次に「インディアンと共に」という章があったため、当該章を館内で閲覧。
この資料にも「ネイティブ・アメリカンをフランスに連れて帰った」というような記述は確認できなかった。
ルイジアナと名付けたとの記載があったことから、アメリカ史の書架を確認。
①『アメリカ史「読む」年表事典 1 新大陸発見-18世紀』p.190-191に「フランス人探検家のラ・サール、オンタリオ湖をグリフィン号で横断」との記載あり。(肖像画もあり)
この資料にも「ネイティブ・アメリカンをフランスに連れて帰った」というような記述は確認できず。
五大湖を探検したとの記載があったことから、キーワード「カナダ 探検」で自館検索しヒットした②『世界探検歴史地図 タイムズ・アトラス』を調査したところ、p.94-「第18章 アメリカ:北からのアプローチ 1603年-1709年」にラ・サールについて記載あり。フランス人がネイティブ・アメリカンへもたらした変化についてはp.96に記載があったが、「ネイティブ・アメリカンをフランスに連れて帰った」というような記述は確認できず。
- 事前調査事項
- NDC
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- 世界史.文化史 (209 10版)
- 参考資料
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- ①アメリカ史「読む」年表事典 1,中村 甚五郎/著,原書房,2010.10 (p.190-191|0116479213|/253/ナ/1)
- ②世界探検歴史地図,F・フェルナンデス=アルメスト/編,原書房,1995.11 (p.94-|0116367350|/209/フ/)
- ③外国人物レファレンス事典 4,日外アソシエーツ編集部/編,日外アソシエーツ,2010.1 (p.707|0141809491|R/280.3/ニ/2-4)
- ④世界史事典,山崎 宏/編,評論社,2001.2 (p.555|0117595025|R/203.3/セ/)
- ⑤世界探検ものがたり 4年生 初版,白崎 海紀/絵,実業之日本社,1957年 (|0112175500|児研/298ナ/シュj/501227)
- キーワード
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- ラ・サール
- フランス
- 探検
- インディアン
- ネイティブアメリカン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000352890