レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年05月24日
- 登録日時
- 2023/12/28 14:15
- 更新日時
- 2024/11/29 16:26
- 管理番号
- 福郷-212
- 質問
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解決
福岡県立図書館デジタルライブラリの「博多古図」中、.左上部に「筑紫石」とあります。
この「筑紫石」とは何ですか。
- 回答
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インターネットにて「博多古図 筑紫石」を検索。
「ぐらんざ」HP内「長谷川法世のはかた宣言59・荒津」がヒットする。
◆参考文献4『ぐらんざ』2016年6月号13ページ「長谷川法世のはかた宣言59・荒津」を確認。
「大小の筑紫岩や、いまもある宇久嶋(鵜来島)は、基盤岩類の海上露出なのか。」とあり。また、博多古図のイラストもあり。
◆参考文献5『筑紫史談』復刻版第27集p.10上段
「筑紫石のほとりに鎮座し玉ふ。(原註)福崎今は福岡といふ、此所もと海にて志賀島に相對し、住吉村に相隣りす、筑紫石は今福岡城外堀の中及人の宅の内にあり、大なる石なりと。」とある。
◆参考文献6『古代の博多』p.193に以下の記述あり。
「福岡部の海面に、「筑紫石」と傍記した小き島状の岩が唯一個描いてあることである。然るに第二類に至ると、此岩が大筑紫小筑紫(或は大築石小築石ともある)と二つになり、(中略)鵜来島が加つて岩が三個に増し、」
同資料にはp.198左から3行目とp.204右から4行目にも大筑紫小筑紫の記述があり、これが地図に記入された経緯についての推測が書かれている。
- 回答プロセス
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①当館所蔵検索にて「筑紫石」を確認。該当資料なし。
②国立国会図書館サーチにて「筑紫石」を確認。該当資料なし。
③Googleブックスにて「筑紫石」を検索。該当資料なし。
④インターネット検索にて「博多古図 筑紫石」を検索。参考文献4が見つかる。
◆参考文献1『筑前国続風土記』巻末「『筑前国続風土記』『筑前国続風土記附録』『筑前国続風土記拾遺』総合索引」を確認。該当項目なし。
◆参考文献2『福岡県百科事典』下を確認。該当項目なし。
◆参考文献3『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』を確認。該当項目なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (290 10版)
- 参考資料
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- 1 筑前国続風土記 貝原 益軒/編 文献出版 2001.6
- 2 福岡県百科事典 下 西日本新聞社福岡県百科事典刊行本部/編集 西日本新聞社 1982.11
- 3 日本歴史地名大系 41 平凡社 2004.10
- 4 ぐらんざ 2016年6月 199号 西日本新聞社 (p.13)
- 5 筑紫史談 覆刻版 閲覧 第25集-第27集 福岡県文化財資料集刊行会 (第27集p.10上段)
- 古代の博多 中山 平次郎/著 九州大学出版会 1984.5 (p.193)
- キーワード
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- 筑紫石 博多古図 大筑紫 小筑紫 鵜来島
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000344150