レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025年04月12日
- 登録日時
- 2025/05/04 15:49
- 更新日時
- 2025/05/15 20:40
- 管理番号
- 県立長野-25-026
- 質問
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未解決
明治12年頃の南佐久郡稲子村内の水利権に関する史料はあるか。
- 回答
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明治12年頃の稲子村(現・南佐久郡小海町稲子地区)での新田開発にかかわる水利権について、記載のある文書類は確認できなかった。
『小海町志 第4巻 近・現代編』小海町教育委員会編 小海町志編集委員会 1997【N233/20/4】p.246-247に、「稲子新開の開発」があり、明治12年に原田源吉が新田開発の契約、許可を取って着手した記述があった。文書の本翻刻や文書名、所有者などの記載はない。
また、明治18年の現地目一筆調査の際に起きた紛争と和解成立についても記述があり、和解内容など詳しく書かれているが、これも文書名や所有者などの記載はない。
- 回答プロセス
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1 『信州ふるさと変遷史』新版 松橋好文原編 一草舎 2006【215.2/ナガ】で、稲子村が現在のどの市町村に合併しているのか確認する。現在の南佐久郡小海町とわかる。
2 「長野県市町村誌目次情報データベース」 で『長野県史』および「佐久地域」の市町村の目次を検索する。「稲子 開拓」で検索するが、ヒットしなかった。目次のPDFファイルも提供されているので、『小海町志 第4巻 近・現代編』で水利権とかかわりのありそうな新田開拓や水力発電等を探す。
3 「長野県市町村誌目次情報データベース」 での本文提供はないため、『小海町志 第4巻 近・現代編』を確認する。
4 長野県立歴史館の所蔵資料を調べるが、関係する文書は見当たらなかった。
<調査資料>
・『小海町志 川西編』小海町教育委員会編 小海町志編集委員会 1968【N233/20/4】
p.90-104に新田開発の文書の掲載があるが、江戸期のもの。
・『佐久の開拓史』菊池清人著 櫟 1988【215.2/キキ】
・『臼田町誌 第2巻 民俗編』臼田町誌編纂委員会編 佐久市臼田町誌刊行会 2008【N223/106/2】
・『佐久町誌 自然編』佐久町誌刊行会編・刊 1990【N223/48/2】
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215 10版)
- 農業史.事情 (612 10版)
- 河海工学.河川工学 (517 10版)
- 参考資料
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小海町教育委員会/編. 小海町志 4 近・現代編. 小海町志刊行委員会, 1997-03.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111009810031527 (【N233/20/4】)
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小海町教育委員会/編. 小海町志 4 近・現代編. 小海町志刊行委員会, 1997-03.
- キーワード
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- 稲子村
- 南佐久郡
- 新田開発
- 農地
- 水利権
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000368955