レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年06月26日
- 登録日時
- 2020/08/14 18:17
- 更新日時
- 2020/09/17 14:07
- 管理番号
- 広県図2020041
- 質問
-
解決
小説やドラマで毛利元就が遺言として「我,天下を競望せず」と言ったと知られていますが,毛利元就が実際にそのようなことを言ったという資料はあるのでしょうか。
- 回答
-
【 】内は,当館請求記号です。
毛利元就の「我、天下を競望せず」については,次のとおりです。
『史説毛利元就:ふるさとの事績』福間健/著,中国新聞社,1997【H289/モウモ97ア】
p.145-165 その遺産
p.162 「「今後は子孫においても天下を競望するようなことを思い立ってはならぬと、仰せ置かれたことを父元春から聞かされている」(吉川家文書)。これは吉川氏当主の広家が覚書(慶長六年)(略)元就が本当に言ったのかどうか確かめる史料はないものの、(略)」
『乱世の智将毛利元就:歴史紀行』古川薫/著,中国新聞社,1996【H289/モウモ96ア】
p.245-257 覇業を継ぐ者
p.245-246 「――天下を競望せず と、元就は考えていた。(略)このことは元春の子広家が書き残している。(略)(吉川家文書九一七・吉川広家卿自筆覚書案)」
どちらの資料でも出典に挙げられている『吉川家文書』は,『大日本古文書』に収録されています。『大日本古文書』は,国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています。
『大日本古文書 家わけ九ノ二』東京帝国大学文学部史料編纂所/編,東京帝国大学,大正15
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1915650(最終確認日:令和2年7月1日)
p.76-84(75-79コマ) 九一七 吉川廣家自筆覚書案
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 毛利元就
- 遺言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000285851