レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月29日
- 登録日時
- 2010/10/30 10:44
- 更新日時
- 2010/12/11 09:30
- 管理番号
- 9000006363
- 質問
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解決
八ツ沢村((現在の山梨県上野原市八ツ沢))にあったという炭鉱について知りたい。
- 回答
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八ツ沢村にあった炭坑は、明治以前から採掘されていたが、経営は町外のものだった。日清戦争前後に発掘は活発になり、日露戦争前後がもっとも大規模であった。事業の盛衰は明治44年頃と推測される。詳細については照会資料をご覧ください。
- 回答プロセス
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1.『日本歴史地名大系』第19巻山梨県の地名(平凡社 1995年)、『角川日本地名大辞典』第19巻山梨県(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1984年)には、関連の記述はなし。八ツ沢村は明治8(1875)年合併により巌村となる。現在の上野原市。
2.『上野原町誌上野原町誌』中(上野原町誌刊行委員会編 甲陽書房 1975年)』に記述あり。旧『山梨県史』から引用されている。
3.『山梨県史』第1巻,第2巻(山梨県立図書館編・発行 1958~59年)に報告書の掲載あり。
4.『北都留郡誌』(山梨県北都留郡誌編纂会編 名著出版 1973年)によると、明治初年採掘、一時中止されたが明治40年頃再度採掘が試みられた旨記述がある。
- 事前調査事項
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利用者によると『横浜水道誌』に、明治時代八ツ沢に炭鉱があったと記載があった。(当館には『横浜水道誌』は所蔵なし。国立国会図書館webサイトのデジタルライブラリーで見られるが文中の検索はできず未確認。)
- NDC
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- 石炭 (567 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『上野原町誌』中巻(上野原町誌刊行委員会編 甲陽書房 1975年) (p848)
- 『山梨県史』第1巻 山梨県史料 明治元年-明治2年(山梨県立図書館編・発行 1958年) (p531)
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『山梨県史』第2巻 山梨県史料 明治3年-明治5年(山梨県立図書館編・発行 1959年)
(p78,787) - 『北都留郡誌』(山梨県北都留郡誌編纂会編 名著出版 1973年) (p892)
- 『山梨鑑』上巻(小幡宗海共編 国書刊行会 1982年) (p125)
- 「山梨日日新聞縮刷版」平成元年1月号(山梨日日新聞社) (p307)
- キーワード
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- 上野原市
- 八ツ沢村
- 炭坑
- 山梨県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土(技術・工業)
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000073051