レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年08月26日
- 登録日時
- 2010/12/02 15:27
- 更新日時
- 2011/01/26 09:11
- 管理番号
- 9000006737
- 質問
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解決
鎌倉往還についての資料があるか。
- 回答
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『山梨県歴史の道調査報告書』第6集 鎌倉街道(御坂路)(山梨県教育委員会編・発行 1985年)などがある。鎌倉往還は、史料上確認できる甲斐国最古の官道で、中世には鎌倉にいたる主要街道として長期にわたって利用された。御坂路、鎌倉街道、駿州東往還、甲斐路、沼津街道、小田原道などとも呼ばれる。現在の国道137号、138号。詳細については照会資料をご覧ください。
- 回答プロセス
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1.『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年)で「鎌倉往還」を確認。「御坂路」という名称もあることがわかる。
2.自館システムで「鎌倉往還」「御坂路」を書名検索。『山梨県歴史の道調査報告書』第6集 鎌倉街道(御坂路)(山梨県教育委員会編・発行 1985年)、「御坂路を考える」(「山梨考古」第90号 2003.8)がヒット。また、この書架にあった『山梨県歴史の道ガイドブック』(山梨県教育委員会編集・発行 1998年)にも「鎌倉街道」の掲載あり。
※『山梨県歴史の道調査報告書』には、第18集「鎌倉道」もある。「鎌倉道」は鎌倉街道の支道で、地域によってはこれも「鎌倉街道」と言う。
3.自館システムで書名「鎌倉街道」×郷土資料を検索。『山梨県歴史と文化の道調査表』第6集 石和町 鎌倉街道(山梨県教育委員会編・発行 1984年)全5巻、「歴史ウォーク 黒駒勝蔵と鎌倉街道」(「ザやまなし」2001年10月号)がヒット。
4.国立情報学研究所の「GeNii学術コンテンツポータル」( http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/ )で「御坂路」を検索すると、『今昔、甲斐路を行く』(斎藤芳弘著 叢文社 2002年)の中の「御坂路」がヒット。また、長崎大学附属図書館「幕末・明治期日本古写真メタデータデータベース」(http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/ ※2010.12.2確認)の「鎌倉街道の御坂峠に至る甲府盆地側の伝馬宿である藤野木集落付近(山梨県笛吹市御坂町)」がヒット。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年) (p229)
- 『山梨県歴史の道調査報告書』第6集 鎌倉街道(御坂路)(山梨県教育委員会編・発行 1985年)
- 『山梨県歴史の道調査報告書』第18集 鎌倉道(山梨県教育委員会編集・発行 1988年)
- 『山梨県歴史と文化の道調査表』第6集 石和町 鎌倉街道(山梨県教育委員会編・発行 1984年)全5巻
- 「ザやまなし」2001年10月号(山梨日日新聞社) (p20-21)
- 『今昔、甲斐路を行く』(斎藤芳弘著 叢文社 2002年) (p147-205)
- 「山梨考古」第90号(山梨県考古学協会 2003.8)
- 『山梨県歴史の道ガイドブック』(山梨県教育委員会編集・発行 1998年) (p34-35)
- 長崎大学附属図書館「幕末・明治期日本古写真メタデータデータベース」(http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/ ※2010.12.2確認)
- キーワード
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- 鎌倉往還
- 鎌倉街道
- 御坂路
- 官道
- 道
- 山梨県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ・「鎌倉街道―御坂路:金川原~御坂峠(御坂町~河口湖町)」は、平成8(1996)年に文化庁選定「歴史の道百選」にも選ばれている。参照:文部科学省webサイト(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19961101001/t19961101001.html ※2010.12.2確認)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土(交通・道路)
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000074654