レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年01月25日
- 登録日時
- 2011/03/04 09:36
- 更新日時
- 2011/03/04 09:39
- 管理番号
- 9000007132
- 質問
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解決
長崎の原爆で亡くなった林嘉代子さんにちなんだ「かよこ桜」に関する資料があるか。
- 回答
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「かよこ桜」について子ども向けに書かれた物語に『かよこ桜(新日本おはなし文庫)』(山本典人さく 新日本出版社 1981年)がある。その他の資料については、照会資料をご覧ください。
- 回答プロセス
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1.自館システムで「かよこ桜」「嘉代子桜」を検索すると、次の資料がヒット。
・『かよこ桜(新日本おはなし文庫)』(山本典人さく 新日本出版社 1981年)※NDC913.6
・「被爆を語る」第14巻 嘉代子桜のものがたり(伊藤明彦 1979年)※カセットテープ
2.長崎の原爆に関連する資料を調査
・『語り伝えるヒロシマ・ナガサキ:ビジュアルブック』第5巻 平和をひろげよう(安斎育郎文・監修 新日本出版社 2004年)→p15に「嘉代子(かよこ)桜」の写真と説明がある。
3.インターネットの「GeNii学術コンテンツポータル」( http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/ )で「かよこ桜」「嘉代子桜」を検索すると、次のものがヒット。
・『私の戦争(岩波ジュニア新書)』(黒木和雄著 岩波書店 2004年)※ドキュメンタリー番組「かよこ桜の咲く日」(テレビ西日本・テレビ長崎制作 1985年)について
※次の資料は所蔵なし
・『歴史の旅にでかけよう』(山本典人著 梶鮎太絵 汐文社 1989年)※「原爆の校庭にさく嘉代子桜-一人娘を亡くした母の願いと碑の由来」あり
・『被爆・いのちの悲録:いまだ戦後終らざる人々の記録』(久保ミツエ著 島津書房 1994年)※「永遠に咲け嘉代子桜」あり
4.旧城山尋常小学校である長崎市立城山小学校webサイト(http://www.nagasaki-city.ed.jp/shiroyama-e/ ※2011.1.25確認)には、構内案内図があり、嘉代子の写真と説明文の掲載がある。
5.次のものには関連の記述はなかった
・『長崎県大百科事典』(長崎新聞社編集 長崎新聞社 1984)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『かよこ桜(新日本おはなし文庫)』(山本典人さく 新日本出版社 1981年)
- 「被爆を語る」第14巻 嘉代子桜のものがたり(伊藤明彦 1979年) (カセットテープ)
- 『語り伝えるヒロシマ・ナガサキ:ビジュアルブック』第5巻 平和をひろげよう(安斎育郎文・監修 新日本出版社 2004年) (p15)
- 『私の戦争(岩波ジュニア新書)』(黒木和雄著 岩波書店 2004年) (p108-135)
- 長崎市立城山小学校webサイト( http://www.nagasaki-city.ed.jp/shiroyama-e/heiwa/kounai_annai/01_kayokosakura.htm ※2011.1.25確認)
- キーワード
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- かよこ桜
- 林嘉代子
- 桜
- 原子爆弾
- 城山小学校
- 長崎県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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※長崎県立高等女学校4年生だった林嘉代子さんは、学徒報国隊員として城山小学校で働いていたときに被爆し亡くなった。原爆から4年後、嘉代子さんの母親は、娘や一緒に亡くなった女学生の慰霊と平和への願いを込めて、50本の桜の苗を城山小学校に植樹した。
※林嘉代子さんが亡くなった、城山国民学校の被災については、次の資料に記述があった。
・『長崎原爆戦災誌』第1巻 総説編(長崎市役所編纂 長崎国際文化会館 1977年)p352-354
・『長崎原爆戦災誌』第2巻 地域編(長崎市役所編纂 長崎国際文化会館 1979年)p679-683
・『原爆遺構長崎の記憶』(長崎の原爆遺構を記録する会編 海鳥社 2005年)p52-53
・『ナガサキは語りつぐ:長崎原爆戦災誌』(長崎市編 岩波書店 1991年)p108-109
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 日本の地理・地誌
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000081119