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レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

事例作成日
2017年8月30日
登録日時
2017/10/21 10:45
更新日時
2017/11/07 16:03
提供館
県立長野図書館 (2110021)
管理番号
県立長野-17-098
質問

未解決

八ヶ岳連峰に旭岳という山があるが、その名称の由来を知りたい。諏訪側から見て、春分秋分にこの山の上から太陽が昇るからではないかと思うが、そうした伝承はあるか。
回答
長野県や諏訪地方の史料を収録したものとして、『信濃史料』信濃史料刊行会編・発行 1952~1972年 【N208/28/1~30 】、『長野県史 近世資料編 第3巻 南信編』長野県編 長野県史刊行会  1975年 【N209/11/3】、『諏訪史料叢書』諏訪市教育会編 中央企画 1983~1985年(1925~1958年 諏訪市教育会発行の復刻)【N241/7a/1~6】等がありますが、いずれにも関連する記載は見られませんでした。
 当館では古いものでは明治43年測図・大正2年6月30日大日本帝国陸地測量部発行の5万分の1地形図「八ヶ嶽」から、近年のものでは平成27年調整・平成27年6月1日国土地理院発行の2万5千分の1地形図「八ケ岳西部」などを所蔵していますが、いずれにも「旭岳」の名称は記載されていません。
 近年発行されている山名に関する図書
・『新日本山岳誌 改訂』日本山岳会編 ナカニシヤ出版 2016年 【291.03/ニホ】
・『日本山岳ルーツ大辞典』村石利夫編著 竹書房 1997年 【291.03/ムト】
などにも八ヶ岳の「旭岳」の項目はありません。
 明治期に発行された
 ・『日本山嶽志』高頭式編 博文館 1906年 【291/85】
も同様です。
 登山ガイドブックや、古いものでは『やま』志村寛著 橋南堂 1907年【291.09/15/1】の附録「八ケ嶽附近略図」(現在のところ、これが今回の調査で確認できた「旭岳」の記載がある最も古い図書です。)では権現岳北の2672mの地点を旭岳としているようですので、この地点を旭岳として以下を記載します。
 『孤高の道しるべ』上條武著 銀河書房 1983年 【N786/89】の529から530ページには、明治36年(1903年)に御料局技手山内甚弥が八ヶ岳連峰の山域における三角測量に入り、7月3日から開始した作業で「朝日山」を含む27点の三角点を設置したという記載があります。ただし、この「朝日山」と今回お尋ねの「旭岳」との関連は分からず、529ページに掲載されている「御料林の『八ヶ岳団地三角網図』の一部 (長野営林局蔵)」の旭岳に該当する部分には三角点はありません。記載の典拠は長野営林局所蔵の『八ヶ岳御料地三角測量簿』という資料となっています。
 また、日本山岳会機関誌である『山岳』第1年には、いくつかの八ケ岳に関する記事が見られます。第3号には「八ケ嶽の登路」が掲載され、諏訪側からのルートにいくつかの山名が挙げられていますが、ここに旭岳は含まれていません。
同じく『山岳』第26年第1号 1931年 掲載の小池文雄「冬の臼窪岩小屋と権現岳」(116ページから128ページ)中、123ページに「権現岳頂稜附近図」が掲載されていますが、この図では編笠山と権現岳の間の馬の背の部分(現在東ギボシとしている地点かもしれません)を旭岳としています。
 本文中には「留守居の植松爺に聞いたら今日行つた所は馬の背(別名朝日岳…里の俗名)で右手の鶏冠のような岩の峯が権現岳だと(後略)」という記載があります(図の「旭岳」と本文の「朝日岳」は同じ地点を指しているようですが、同一記事中で記載が異なっています)。
「植松爺」は本郷村立澤の植松兼平氏のことですので、後の富士見町に含まれる本郷村など、八ヶ岳の諏訪側で八ヶ岳連峰のある地点を旭岳(または朝日岳)と称していたのは確かなようです。
回答プロセス
1 当館では古文書等の一次史料を所蔵していないので、調査対象は図書・雑誌等の印刷された資料、及びそれらを収録したデータベース等に限られる旨説明し了解をいただく。
2 当館所蔵の地形図(陸地測量部、国土地理院発行)を確認。
3 長野県の地誌、古文書を復刻収録した資料を確認。
4 地名事典、山岳関係資料を確認。また国立国会図書館デジタルコレクションでも八ヶ岳をキーワードとして資料を検索して確認。
 いずれにも山名の由来に関する記載は確認できないが、上記のとおり諏訪側で旭岳の呼称があるという記載が見つかる
事前調査事項
NDC
  • 日本 (291)
  • 戸外レクリエーション (786)
参考資料
キーワード
  • 八ヶ岳
  • 旭岳
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介 事実調査
内容種別
旭岳 郷土 地名
質問者区分
社会人
登録番号
1000223717
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000223717 コピーしました。
アクセス数 2823
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