レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2019/02/20 15:00
- 更新日時
- 2019/04/02 18:00
- 管理番号
- 宮2017-事例04
- 質問
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解決
中世のロンドンで行われていた見せ物「熊いじめ」にはどんな犬が使われていたのか?
- 回答
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「熊いじめ」とは、闘鶏と並ぶ、中世以来人気のイギリスの残酷な見せ物のこと。
熊を鉄の鎖につなぐ。鎖の長さは1~2 メートル程度なので、熊の行動範囲はかなり限
定され、おまけにあらかじめ目をつぶされていた。この熊に立ち向かうのは数匹の犬で、
どの犬がもっとも勇敢に戦うかで賭博が成立していた。
また、これに使われる犬種はマスチフやブルテリアが一般的だった。
・マスチフ(マスティフ、mastiff)
古くから番犬、獣猟犬、護身犬として飼われ、古代ローマ帝国時代は闘犬としてライオン、
クマ、ウシなどと戦わされた。マスチフが3 頭いればクマを倒し、4 頭いればライオンに
勝つとさえいわれたほどの闘争力をもつ。日本では土佐闘犬を作り出すのに用いられた。
・ブルテリア(bull terrier)
イギリスで作出された闘犬の一種。18 世紀中ごろイギリスで犬と牡牛を戦わせるブルペイ
ンティングが盛んに行われており、それに用いる闘争性の高い犬が作り出されていた。犬
界の拳闘士とか白い騎士と称される勇敢で活動的な犬種。
オンラインデータベース:「ジャパンナレッジ」より
- 回答プロセス
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まず「熊いじめ」とは何かを知るために、オンラインデータベースで意味を調べた。
さらに、中世のロンドンのことなので、イギリス史のコーナーを探した。
- 事前調査事項
- NDC
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- イギリス.英国 (233 8版)
- 社会病理 (368 8版)
- 家畜.畜産動物.愛玩動物 (645 8版)
- 参考資料
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- 『諷刺画で読む十八世紀イギリス』 小林章夫/著 朝日新聞出版 2011 年
- 『ロンドン歴史図鑑』 キャシー・ロス/著 原書房 2015 年
- 『賭けとイギリス人』 小林章夫/著 筑摩書房 1995 年
- 『それでもイギリス人は犬が好き 女王陛下からならず者まで』 飯田操/著 ミネルヴァ書房 2011 年
- キーワード
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- 熊いじめ
- ロンドン
- ロンドン
- 闘犬
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000251928