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質問: 解決

新潟県と富山県の境にある「親不知」（オヤシラズ）について以下のことが知りたい。
1　資料「親不知のみち」（建設省編）の所在を知りたい。
2　昔この難所を通り抜ける方法はどうであったか。またこの地帯にある「オオアナ　コアナ」「オオフトコロ　コフトコロ」「ナガバシリ」という場所がどういうものであったか。

回答: 1　資料「親不知のみち　建設省百周年記念」（建設省北陸地方建設局工事事務所　1982）は、国会図、新潟県立図に所蔵あり。
2　当時北陸街道最大の難所とされ、崖下の狭い砂浜である波打際の危き道を、打ち寄せる波の間をぬって命からがら通り抜けて往来していた様子が下記資料に記述あり。また「大穴・小穴･オオフトコロ・コフトコロ」「走りこみ」「大崩れ」などの名は散見するが、「ナガバシリ」は見つからなかった。
以下、関係資料を紹介する。
『郷土資料事典　15　新潟県』（ゼンリン）p163に、「親不知子不知には波よけ観音・大ふところ・小ふところ・大穴・小穴などと称する当時の避難所や･･･がある（後略）」と記述あり。
『新潟県の歴史散歩』（山川出版社）p19
『大日本地名辞書　増補　5　北国・東国』（富山房）p184-185「親不知」の項
『新潟県大百科事典』（新潟日報事業版）p253、『新潟県県民百科事典』（野島出版）p168「親不知海岸」の項、『日本歴史地名大系　15　新潟県の地名』（平凡社）『角川日本地名大辞典　15　新潟県』ほかに記述あり。