レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年09月10日
- 登録日時
- 2013/12/10 14:50
- 更新日時
- 2016/03/02 16:21
- 管理番号
- ASN2013-30
- 質問
-
未解決
石川達三が昭和20~21年ごろ、新聞に(文学者の戦争責任に関する記事)尾崎士郎の
批判している(悪口?)内容を書いているらしい。 その記事が見たい。
【情報源の確認】
・・・二十年九月十八日の項に、「石川(達三)君と言えば、
彼はすでに民主日本の指導に任じて、大いに張り切っているそうだ。
それはそれでいいとしても、何かの新聞に、文化方面の責任者を挙げるとすれば、
先ず尾崎君、それから誰々というようなことを書いていたそうだ・・・
『戦時体制下の文学者』(都築久義著 笠間書院, 1976 91026/TS99-2)より
- 回答
-
有力な情報は確認できなかった
調査済み資料は回答プロセス参照のこと
- 回答プロセス
-
情報源から終戦1945年8月~1945年9月17日ごろの石川達三による新聞記事ではないかと推察される
<以下の資料からは有力な情報は確認出来ませんでした。>
『石川達三論』(久保田正文著 永田書房, 1972) p.310-年譜
『現代日本文学大系 ; 75』(筑摩書房, 1972) p.413-年譜
『石川達三作品集 ; 第12巻』 p.307-年譜
『文藝時評体系』昭和篇Ⅰ 第19巻、『近代文学評論体系』10 近代文学評論年表
朝日新聞記事検索 聞蔵Ⅱビジュアル、 読売新聞記事検索 ヨミダス歴史館
『日本読書新聞:縮刷版』→日本読書新聞は休刊中
<国立国会図書館レファレンスサービスからの回答>
情報不十分で(新聞等が特定できいない)調査不能と回答あり
毎日新聞記事検索 毎索には該当記事なしとのこと
※その他石川達三による昭和20年の記事の一部(現在調査可能な範囲で)
『毎日新聞』石川達三“暗黒時代去れり” 昭和20年10月2日
『毎日新聞』石川達三“日本再建の為に” 昭和20年11月9日(「声」欄)
『朝日新聞』石川達三“鉄箒” 1945年10月25日 東京/朝刊 2頁
『朝日新聞』石川達三“声/生活擁護組合 官僚の愚かさ” 1945年11月9日 東京/朝刊 2頁
『朝日新聞』石川達三“日本民党の綱領” 1945年12月20日 東京/朝刊 1頁
『週刊毎日』石川達三“国家宣言に就いて” 昭和20年5月6日号
『週刊毎日』石川達三“真相とは何か” 昭和20年5月13日号
『週刊毎日』石川達三“声なき民” 昭和20年5月20日号
『週刊朝日』石川達三“去り難き憂ひ” 昭和20年12月?日号
『東京新聞』石川達三“今更問題なし―精進第二年” 昭和20年2月3日号
『文学報国』石川達三“動員に対する態度” 45号 昭和20年1月20日
『文学報国』石川達三“隘路打開に努力/抱負を述べる新実践部長石川達三氏”43号 昭和20年1月10日”
『雄鶏通信』石川達三“わが戦争文学観” 昭和20年12月1日号
『日の出』 石川達三“特攻隊の人々” 昭和20年3月, ,14-3
『蚕糸界報』石川達三“新日本建設の為に” 昭和20年12月1日
参考
『石川達三論』(久保田正文著 永田書房 昭和47年3月)
『石川達三作品集』12巻(石川達三 新潮社 昭和32年12月)
『評伝石川達三の世界』(浜野健三郎著 文藝春秋 昭和51年10月)
『戦中派不戦日記』(山田風太郎著 講談社 昭和60年8月)
「雑誌記事索引集成データベース ざっさくぷらす」
Web最終確認日:2013/09/10
以 上
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 日本文学 (910)
- 参考資料
- キーワード
-
- 尾崎士郎
- 石川達三
- 文学者
- 戦争責任
- 批判
- 新聞
- 戦後
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000141697