レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年08月10日
- 登録日時
- 2013/08/10 11:21
- 更新日時
- 2015/03/05 11:16
- 管理番号
- 宇南13-00056
- 質問
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解決
鎌倉街道,中道の、鎌倉から古河までのルートを知りたい。
- 回答
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下記資料の、鎌倉街道の要図・説明が載っているところを紹介。
◆『日本交通史辞典』 P213~214 「鎌倉街道」の項。 図:「鎌倉街道要図」
◆『東京都の歴史 第2版』 P86 図:「鎌倉街道概念図」
◆『中世を道から読む』 P154~159 「三つの道筋」「重層的な理解に向けて」の項。 図:「鎌倉街道要図」
◆『交通(日本史小百科)』 P56~58 「鎌倉街道」の項。 図:「鎌倉街道(木下良著『道と駅』より)」
◆『道と駅(日本を知る)』 P72~77 「鎌倉街道の道筋」の項。 図:「鎌倉を中心とした鎌倉街道(児玉幸多編『日本交通史』菊池紳一「鎌倉幕府の交通政策(陸上交通)」の「鎌倉街道要図」を基に修正・加筆)」
◆『埼玉県の歴史 第2版』 P89~92 「すべての道は鎌倉に●」の項。埼玉県内の中道のルートについて記述がある。 図:「鎌倉街道上道の沿道要図(『新編埼玉県史』 通史編2より)」
【補足情報】 なお、下記のように、正確なルートについては不確定とする旨の記述があった。
「通称地名までも拾えば、鎌倉街道は多数存在し、いずれが本道であるかわからないほどである。…厳密に遺跡のレベルで鎌倉街道を復元することは、きわめてむずかしい。… …この鎌倉街道の全貌を明らかにすることはじつは容易なことではない。…」 ( 『中世を道から読む』 P155,156 )
「中道については大きく二つの説がある。」 ( 『交通(日本史小百科)』 P56 )
「鎌倉街道は古代駅道のように一本の道筋として固定したものではなく、同じ道筋にも複数の路線が並走しており、また多くの支路があったから、どの道が主路であったか不明なことも多いのである。」 ( 『道と駅(日本を知る)』 P77 )
「…その道筋は谷古宇郷(川口市)・鳩井郷(鳩ヶ谷市)・渋江郷(さいたま市)・清久郷(久喜市)などをへて下野国に至ったと推測される。」 ( 『埼玉県の歴史 第2版』 P91 )
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 交通史.事情 (682)
- 関東地方 (213)
- 参考資料
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丸山雍成, 小風秀雅, 中村尚史 著. 日本交通史辞典. 吉川弘文館, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004219033-00 , ISBN 4642013393 -
竹内誠, 古泉弘, 池上裕子, 加藤貴, 藤野敦 著. 東京都の歴史 第2版. 山川出版社, 2010. (県史 ; 13)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011167456-00 , ISBN 9784634321311 -
齋藤慎一 著. 中世を道から読む. 講談社, 2010. (講談社現代新書 ; 2040)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010706559-00 , ISBN 9784062880404 -
荒井秀規 [ほか]共編. 交通. 東京堂出版, 2001. (日本史小百科)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004129222-00 , ISBN 4490204337 -
木下良 著. 道と駅. 大巧社, 1998. (日本を知る)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002787814-00 , ISBN 4924899305 -
田代脩, 塩野博, 重田正夫, 森田武 著. 埼玉県の歴史 第2版. 山川出版社, 2010. (県史 ; 11)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011189181-00 , ISBN 9784634321113
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丸山雍成, 小風秀雅, 中村尚史 著. 日本交通史辞典. 吉川弘文館, 2003.
- キーワード
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- 鎌倉街道
- 鎌倉往還
- 中道
- 中ノ道
- 鎌倉時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 交通
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135237