レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/01/31
- 登録日時
- 2005/12/13 02:11
- 更新日時
- 2010/11/25 02:00
- 管理番号
- 新県図-00073
- 質問
-
解決
佐渡開拓団(満州開拓団)が入植した場所の地名の読み方を知りたい。
1 王家站
2 城子
3 鉄驪
4 大泉子
5 仏立溝
6 東索倫河埴科郷
7 八道河子
- 回答
-
1 王家站
「王家」オーカ Wang-Kia.[Wang-chia.](1)
「站」タン、zhan (ヂャン)(4)
2 城子 ジョーシ Cheng-tze.(1)
3 鉄驪 「鉄驪縣」テツリケン Tieh-li,Iisien(1)
4 大泉子 「大泉」ダイセン Ta-chuan.(1)
5 仏立溝
地名として読みは確認できませんでしたが、インターネットで検索したところ「仁義仏立講開拓団[興安南省・西科前旗(興安街西方哈拉黒)東京材木町・乗泉寺信徒]…」とありました。『総合仏教大辞典』(法蔵館 1987年)によると、乗泉寺の宗派である「本門仏立宗」は「ホンモンブツリュウシュウ」と読むようです。また、『満州開拓史』p430「事件別開拓団死亡者一覧表」中にも、「集団第十二 興安仏立」(開拓団名)が出てきます。
6 東索倫河埴科郷
「東」トウ、dong (ドン)(4)
「索倫」サクリン Solon. [So-lun.](1)
「河」カ、 he (ホー)(4)
「埴科」ハニシナ(2)(3)
『満州開拓史』 p223「分村・分郷開拓団名一覧表」中に、長野県埴科郡内が送出母村である「東索倫河」(団名)が、また、p630「新京特別市で越冬した主な開拓団」の中に、長野県から送出された「埴科郷」(団名)が出てきます。
7 八道河子 ハチドーガシ Pa-tao-ho-tze.(1)
情報源・参考図書
(1)『満州国地名大辞典』山崎惣与著 日本書房 1941
(2)『角川日本地名大辞典 20 長野県』角川書店 1990
(3)『満州開拓史』満州開拓史刊行会 1966
(4)『50音引き中国語辞典』講談社 2000
(5)『満州地名考』谷光世編 第一書房 1982
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 農業 (610 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 満州の地名の読み
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 簡易な事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000025774