レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月29日
- 登録日時
- 2022/02/22 16:27
- 更新日時
- 2022/02/22 16:27
- 管理番号
- 9000033087
- 質問
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解決
前田蓮山『原敬伝』上巻(高山書院)p.218に、原敬が「峡中新報」232号掲載の東八代郡のブドウ酒製造記事を読み、同紙に「甲州の地、多く葡萄を産出するは~」という投書を送ったとある。同書では明治12年1月に寄稿したとなっているが、「峡中新報」は同年3月の創刊なので、明治13年1月の間違いかと思う。この記事は存在しているか。
- 回答
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原敬の「甲州ノ地多ク葡萄ヲ産出スルハ」で始まる文章は、「峡中新報」1880(明治13)年1月23日(244号)4面「寄書」に掲載されている。
- 回答プロセス
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1.『原敬伝』上巻(前田蓮山/著 高山書院)は所蔵していないが、国立国会図書館デジタルコレクションで見ることができた。p.218に、原敬が「峡中新報」に鷲山樵夫の筆名で社説を書いていた旨の記述があった。原敬と「峡中新報」の関係は、明治12年1月にフランスの葡萄酒製造に関する翻訳文を寄稿したことが始まりだったとある。
2.「峡中新報」1880(明治13)年1月分を調査。原敬が読んだという232号は1月9日の記事だった。また、明治12年1月に寄稿したという記事は、1880(明治13)年1月23日(244号)に掲載されていた。
- 事前調査事項
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前田蓮山『原敬伝』上巻(高山書院)p.218
- NDC
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- ジャーナリズム.新聞 (070 10版)
- 食品工業 (588 10版)
- 参考資料
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- 峡中新聞 明治13年1月23日(244号)
- キーワード
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- 原敬
- 峡中新報
- 葡萄酒
- ワイン
- 新聞記事
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000312328