レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年09月09日
- 登録日時
- 2014/11/25 15:28
- 更新日時
- 2015/01/06 10:48
- 管理番号
- 埼浦-2014-051
- 質問
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解決
メキシコ独立以後と以前では銀貨の絵柄が違うのか知りたい。
- 回答
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メキシコ・ドルは独立以後と以前では、銀貨の絵柄が変わっている。
- 回答プロセス
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『円の誕生 近代貨幣制度の成立』(三上隆三著 東洋経済新報社 1977)
p86に「メキシコ・ドルの鋳造は一五三五年の昔にはじまる。当時スペイン領であったメキシコで、スペイン王カルロス(Carlos)一世(=神聖ローマ皇帝カール(Karl)五世)がスペイン本国の幣制にのっとって鋳造させた銀貨がメキシコ・ドルのはじまりである。(中略)メキシコがスペインより独立(一八二一年)しても、銀貨面上の文字画紋が改められただけで実体はそのままであった。」と記述されている。また、p87に古メキシコ・ドルとメキシコ・ドルの写真(各表裏、白黒)あり。
『江戸の貨幣物語』(三上隆三著 東洋経済新報社 1996)
〈第七章 「外圧」に崩れ去る幕府 第一節 メキシコ・ドル銀貨〉(p248-)に、メキシコ・ドルについて解説あり。
p250に「メキシコ・ドルは、スペイン王カルロス一世の命により、一五三五年に鋳造が開始された。メキシコが一八二一年にスペインから独立したので、独立以前の銀貨を古メキシコ・ドル、独立後のものを単にメキシコ・ドルとよんで区別しているが、その違いは、コイン面上の極印文字と絵画が改められたにとどまり、量目・品位はそのまま継承された。」とあり、メキシコ・ドル銀貨の写真あり。(白黒、片面のみ)
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 9版)
- メキシコ (256 9版)
- 参考資料
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- 『円の誕生 近代貨幣制度の成立』(三上隆三著 東洋経済新報社 1977)
- 『江戸の貨幣物語』(三上隆三著 東洋経済新報社 1996) , ISBN 4-492-37082-X
- キーワード
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- 貨幣
- メキシコ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000163522