レファレンス事例詳細

以下資料には「中村千代」に関する情報はみつからなかった
1.人名辞典　
　　『日本女性人名辞典』(芳賀登 [ほか] 監修　日本図書センター, 1998.10 28103/N77/ア)
　　『日本近現代人名辞典』(臼井勝美〔ほか〕編　吉川弘文館, 2001.7 281/U95)
　　『人物レファレンス事典』明治・大正・昭和(戦前)編　新訂増補
(日外アソシエーツ 1996.9- 28103/N71-1/ア2-1-2)
　　『新潮日本人名辞典』(新潮社辞典編集部編 新潮社, 1991.3　281/SH61)
　　『現代日本女性人名録』新訂(日外アソシエーツ　2001.7　281/N71-12)
　　『日本人名大事典』4(平凡社, 1979.7　281/N773/*)
　　『コンサイス日本人名事典』第5版(三省堂, 2009.1 28103/S66/ア)

2.文学関係の辞事典　
　　『新潮日本文学辞典』増補改訂(新潮社, 1988.1　9103/SH61)
　　『近代日本文学辞典』増訂(久松潜一、吉田精一共編　東京堂, 1974　9103/KI42)
　　『図説翻訳文学総合事典』(大空社, 2009.11　903/KA98/*)
　　『日本女性文学大事典』(市古夏生, 菅聡子編　日本図書センター, 2006.1　9103/I141)
　　『日本現代詩辞典』(分銅惇作, 田所周, 三浦仁編 桜楓社, 1986.2 9115/B89)
　　『現代短歌大事典』(篠弘, 馬場あき子, 佐佐木幸綱監修　三省堂, 2000.6　91116/O77)
　　『岩波現代短歌辞典』(三枝昂之 [ほか] 編　岩波書店, 1999.12 　91116/S18-1)

3.文学関係の参考資料
　　『近代女流文学』日本文学研究資料叢書(有精堂出版, 1983.8　9108/N77/96)
　　『近代女流の文学』(板垣弘子[ほか]編著　新典社, 1972.4　91026/I861)
　　『明治・大正・昭和の女流文学』(板垣直子著　桜楓社, 1967 91026/I86)

4.雑誌記事、文献
　4-1.書誌索引から探す　[キーワード：中村千代]
　　　『日本人物文献索引』文学　(日外アソシエーツ 1994.7- 9103/N778/*)
　　　『現代詩誌総覧』(現代詩誌総覧編集委員会編　日外アソシエーツ 1996.3 9115/G343/*)

　4-2.データベース　[キーワード：中村千代　ロセッティ　ロゼッティ　Rossetti　など]
「CiNiiArticle」
「ざっさくプラス」
「MagazinePlus」
「ＮＤＬ雑誌記事検索」　
内容を確認できる論文中には「中村千代」に直接繋がるものはなし。

　4-3.新聞記事　[キーワード：中村千代　ロセッティ　ロゼッティ　など]
「聞蔵Ⅱ」(朝日新聞)
「ヨミダス歴史館」(読売新聞)

その他
1.『国民文学叢書』に関する情報
　「短歌国民文学」＜http://sky.geocities.jp/mmikoj/index.html＞
　　＊国民文学社…　短歌の創作と研究を目的とする集まり。毎月、歌誌「国民文学」発行
　　＊『国民文学』…　1914年創刊の短歌誌
　　＊『国民文学叢書』…　会員歌集・歌書　として発行(出版者は様々)
⇒『磯笛(歌集)』の著者である「中村千代」はこの会員

2.調査中に発見した資料(調査対象の「中村千代」と同一人物かは特定できず)
　① 記事名：　　一寸おもひ出話
　　　執筆者：　　中村千代
　　　収録雑誌：　『新小説』臨時増刊　「天才泉鏡花」(大正14.5)
　②『武者小路実篤』新潮日本文学アルバム10(新潮社　1984.4　91026/SH611/10)
p66に写真(大正12年)

(クリスティナ・ロセッティの詩を訳した人物を中心に)詩や翻訳の歴史から調べてみる
　　　⇒「中村千代」に関する記述はみつからなかったが、中村千代よりも前にロセッティの詩を
　　　　　翻訳している人物が何人かいることが判明する。

3.愛知淑徳大学図書館OPAC検索
キーワード：「大正　翻訳」「明治　翻訳」 　　　件名：「日本文学 -- 歴史 -- 現代」
　　3-1.『明治・大正の翻訳史』(吉武好孝著 研究社, 1959 91026/Y921-1)
　　　ｐ.225-　蒲原有明が明治36年発行の『独絃哀歌』の中で
　　　　　　　　クリスティナ・ロセッティの詩を一篇だけ訳しているとある

　　3-2.『明治翻訳文学全集』新聞雑誌編(大空社　2000- 908/KA98/*)
　　総目次・総索引※2件とも当館未所蔵資料
　　　　　　　翻訳作品p.20　姉妹　蒲原有明訳[クリスティーナ作　婦人界・明治三十七年]
　　目録書誌p.278　福田隆太郎「日本におけるクリスティナ・ロセッティの書誌」
　　　　　(「比較文学」第18号　昭和50年10月)

　　3-3.『明治大正訳詩集』(角川書店, 1971 9186/N77/52)
　　p.226　上田敏「海潮音」（明治38年発行）　花の教（クリスティナ・ロセッティ作）

4.　3-1で判明した蒲原有明『独弦哀歌』について調べる
　　　国文学研究資料館＜http://www.nijl.ac.jp/＞
　　　　　ホーム > 電子資料館 > 電子資料館 › 近代書誌・近代画像データベース統合検索 > 簡易検索
　　　　　　　　キーワード：独絃哀歌　　4件ヒット有り　　目次画像ありをクリックすると全文を閲覧することができる
　　　　　　　　p.94海辺の墓（クリスチナ、ロセツテイ）

≪注意≫明治30年代にいくつかの詩が日本語訳されている。
今回は調査過程で確認できた作品のみ紹介、その他にも存在する可能性あり。

5.翻訳ではないが、調査過程で得た関連文献
　　　国文学研究資料館 近代書誌・近代画像データベースでさらに調べる
キーワード：ロセッティ
上田敏著『文芸論集』（明治34）がヒット。
　　　　　　目次を確認すると「ロセッティの詩篇」があるが本文は閲覧出来ない
　　　
　　　＜本文閲覧可能なデータベース＞
　　　　　・国立国会図書館デジタル化資料＜http://dl.ndl.go.jp/＞
　　　　　・古典籍総合データベース（早稲田大学）＜http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html＞
　　　　　　上記2件のデータベースで「文芸論集」で検索すると本文を閲覧出来る
※本文を確認すると、p.295からクリスティナ・ロセッティについて触れている

Web最終確認日：2013/7/24
以　上


(2016/03/03追記)
情報提供により、次のことがわかった。
　（情報提供者：国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター様）
・国立国会図書館デジタルコレクション　<http://dl.ndl.go.jp/>
　　『クリステイナ・ロゼツテイ詩集』(中村千代訳　開隆堂, 1926)
　　　　→インターネット公開(裁定)　(裁定年月日: 2012/03/01)
・CiNii Articles　<http://ci.nii.ac.jp/>
　＜キーワード：中村千代＞※全文検索
　 　論　　題：クリスティ-ナ・ロセッティと大正期の童謡運動
　　 著　　者：高橋 美帆
　　 掲載雑誌：研究紀要 (40), 129-144, 2004
　　　　→CiNii論文PDFオープンアクセスで公開。
　　　　　p.142(PDFのp.14)で中村千代にふれている箇所あり。

【調査済み】
　『詩歌人名事典』新訂第2版　(日外アソシエーツ　2002.7 　911/N71/ア)　→掲載なし
　『JapanKnowledge』　　→項目、全文検索ともになし
　「NDL　Authorities」
　　　「中村, 千代」(ID：00181605)　出典：『国民文学叢書　磯笛　歌集』(中村千代　新星書房　1988.9)　
『クリスティーナ・ロゼッティ詩集』のNDL書誌、著者標目を参照し特定