レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/07/04
- 登録日時
- 2024/08/02 00:30
- 更新日時
- 2024/08/22 11:53
- 管理番号
- 17809980
- 質問
-
未解決
「琵琶湖周航の歌」の作詞者・小口太郎(長野県岡谷市出身)について、明治30年生まれの彼が、大正5年までにどのような形態、出版物で以下の内容を知り得たか調べたい。
1 謡曲「竹生島」「白髭」「和布刈」「江島」「玉井」「白楽天」、『出雲風土記』
2 日御崎・宇龍の「和布刈神事」
なお、県立長野図書館は1907年(明治40年)に「信濃図書館」として開設している。
- 回答
-
ご照会の件につきまして、1916年(大正5年)頃までの出版状況を調べることができる資料やデータベースをご紹介します。当館のレファレンス・サービスでは、網羅的な調査には応じられませんので、調べ方をご案内するものとしてご了承ください。
【 】内は当館請求記号です。書誌事項末尾に☆を付した資料は国立国会図書館デジタルコレクションのインターネット公開資料、◎を付した資料は国立国会図書館内/図書館・個人送信対象資料です。インターネットの最終アクセス日は2024年6月28日です。
一部旧字を新字に置き換えて表記している箇所があります。
1 謡曲「竹生島」ほかについて
明治・大正に発行された謡本等について、以下の資料に文献案内があります。
資料1:西野春雄, 羽田昶 編『能・狂言事典』新版, 平凡社, 2011.1【KD2-J55】
pp.502-545「付表 参考図書目録 能」
明治元年から2010年までに刊行された単行本を中心に、謡本、謡曲本文(注釈も含む)などの書誌情報が掲載されています。
ご質問にお書きいただいた信濃図書館については、大正7年発行の以下の目録があります。
資料2:信濃図書館 編『信濃図書館和漢図書分類目録』信濃図書館, 大正7【317-100】☆
https://dl.ndl.go.jp/pid/941681/1/60
pp.98-99(コマ60)に「謡曲及狂言」の項があり、書名や発行年を確認できます。
記載されている資料を数点確認したところ、お尋ねの謡曲についても掲載が見出せました。
例として、明治41年発行の正田章次郎『能楽大辞典』における「竹生島」の掲載箇所は以下のとおりです。
資料3:正田章次郎, 雨谷幹一 編『能楽大辞典』[正編] , 吉川弘文館, 明41【73-204】☆
https://dl.ndl.go.jp/pid/859448/1/69
pp.92-94(コマ69~70)「竹生島」
※「白髭」pp.604-607(コマ325~326)等の掲載もあります。
なお、信濃図書館以外の当時長野県内に存在した図書館については、以下の『日本帝国文部省年報』でも名称や位置、創立年などを確認できます。
資料4:文部省 編『日本帝国文部省年報』第44年報(大正5年4月-大正6年3月)下巻, 宣文堂, 1971【370.59-M753m-(s)】◎
https://dl.ndl.go.jp/pid/9549474/1/332
pp.648-655(コマ332~335)「第一〇七表 公私立図書館別一覧 長野」
その他、「国立国会図書館デジタルコレクション」( https://dl.ndl.go.jp/ja/ )や「国書データベース」( https://kokusho.nijl.ac.jp/ )でもキーワードから古典籍資料等を探すことができます。
例えば、国書データベースの「国書所在」欄を参考に、国立国会図書館サーチ( https://ndlsearch.ndl.go.jp/ )等で改めて出版状況(出版年)を確認する等の方法も考えられます。
(参考)
・国書データベース『出雲国風土記』: https://kokusho.nijl.ac.jp/work/113?ln=ja
「別書名」の欄に「[ 1 ] 出雲風土記( いずもふどき )(Izumofudoki)」とあり。
「【複】〔活〕」欄に「有朋堂文庫風土記」あり。
→資料5:塚本哲三 等編『有朋堂文庫 〔第61〕』有朋堂書店, 大正4【081-Y978-T】◎
https://dl.ndl.go.jp/pid/1913541/1/219
pp.415-508(コマ219~266)「出雲風土記」
2 日御碕神社の和布刈神事について
「国立国会図書館デジタルコレクション」で、「和布刈」や「和布刈神事」、「日御碕神社」をキーワードに検索すると、多数の資料がヒットします。詳細検索の出版年月日欄で、大正5(1916)年までを指定することも可能です。検索結果から、資料の一例をご紹介します。
資料6:大道弘雄「探雲記(第三回) = An Archæological Excursion to the Province of Idzumo(III)」(『考古界 8(2)』考古学会, 集成堂, 1909.5 pp.92-98【雑19-52】◎)
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/11185718/1/19
資料7:藤本充安 編『島根県史要』川岡清助, 明40.5【74-385】☆
pp.226-243(コマ125-133)「第一編 出雲 第十一章 日御碕神社」
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/766205/1/125
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/766205/1/130 (「第五節 祭祀」)
資料8:奥原碧雲 著『島根県遊覧案内』川岡清助, 明41.10【17-359】◎
https://dl.ndl.go.jp/pid/766214/1/81
p.128(コマ81)「和布刈神事」:p.130(コマ82)に日御碕神社についての言及がありますが、p.128の神事が日御碕神社のものであるとの明記はありません(ただし、p.128に「和布は、日御碕の名産」との記述はあります)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 出版 (023)
- 邦楽 (768)
- 戯曲 (912)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000353901