レファレンス事例詳細

依頼者である教員が授業づくりに直接使った本は２冊
『こどもとつくるオペレッタ　じごくのそうべえ』　たじまゆきひこ　山本忠生　音楽センター　2003年
『じごくのそうべえ』　田島征彦　童心社　2002年

絵本『じごくのそうべえ』は、落語がベースのゆかいな話だが、地獄のほんとの恐ろしさや怖さや精神的背景を知った上で、演じてうたっていきたいので、まずは教師自身のイメージづくりとして、つぎに子どもたちのイメージづくりをたすける本を案内してほしいということだった。

かつて、児童がつくるブックトークで「地獄と極楽」を取り上げた作品があり、そこで選書された絵本（そこでも、以前に千葉市立美浜図書館の児童コーナーでみつけて知っていた本で、司書が案内した絵本ではあるが）
『絵本　地獄　千葉県安房郡三芳村延命寺蔵』　宮次男 監修　白井成昭[ほか] 構成　風濤社　1980年
と、
豊島区立中央図書館の児童コーナーの棚でみつけた本
『地獄のはなし』ひろさちや 著　今橋さとし 絵　大揚社　1991年
を、案内し、後日購入した。

この2冊は教材研究として、数か月貸出しをした。

児童のイメージづくりの支援として
『蜘蛛の糸』（日本の童話名作選）芥川龍之介 著　遠山繁年 絵　偕成社　1994年　
を加えて
授業のはじめに、1冊読みきかせ、2冊紹介のブックトークを行なった。