レファレンス事例詳細

1.所属大学の図書館などのOPAC（オンライン蔵書目録検索システム）で、英語の検索キーワードを使って資料を探す
■DOORS（本学OPAC）
・edited by John F. McDermott； Wen-Shing Tseng； Thomas W. Maretzkii. People and Cultures of Hawaii: A Psychocultural Profile. University of Hawaii Press, 1980, 241p.
→検索キーワード「Hawaii　ethnic culture」でヒットした図書。Googleブックスのプレビュー機能で一部読むことができ、テキスト内検索機能を使うと（検索キーワード「Ohana」）、以下のように「Ohana」という単語が多数登場していることがわかる。
https://books.google.co.jp/books?id=YPoDT624iaUC&printsec=frontcover&dq=0824807065&hl=ja&newbks=1&newbks_redir=0&sa=X&redir_esc=y#v=onepage&q=Ohana&f=false [参照 2023-10-20]

この図書にはアップデート版もあり、Googleブックスのプレビュー機能で一部読むことができる。
・edited by John F. McDermott; Naleen Naupaka Andrade. People and Cultures of Hawaii The Evolution of Culture and Ethnicity. University of Hawaii Press, 2011, 378p.
https://www.google.co.jp/books/edition/People_and_Cultures_of_Hawaii/jFkEEAAAQBAJ?hl=ja&gbpv=0 [参照 2023-10-20]

・Edward Smith Craighill Handy; Mary Kawena Pukui. The Polynesian Family System in Ka-'U, Hawai'i. C. E. Tuttle Company, 1972, 259p.
→検索キーワード「Hawaii* family」でヒットした図書。Googleブックスのプレビュー機能で一部読むことができ、テキスト内検索機能を使うと（検索キーワード「Ohana」）、以下のように「Ohana」という単語が登場していることがわかる。
https://books.google.co.jp/books?newbks=1&newbks_redir=0&redir_esc=y&hl=ja&id=dHh0AAAAMAAJ&dq=0804810311&focus=searchwithinvolume&q=Ohana [参照 2023-10-20]

2.Googleで、英語の検索キーワードを使って資料を探す
■Google
・Mcgregor, Davianna Pomaika'i. An Introduction to the Hoa'aina and Their Rights. Hawaiian Journal of History. 1996, Vol. 30, p.1-27.
http://hdl.handle.net/10524/251 [参照 2023-10-20]
→検索キーワード「filetype:pdf　the family system in Hawaii ohana」でヒットした論文。
オハナがハワイ社会の中で基礎単位となっていった歴史的過程などについて書かれている。

・Joseph Spurrier. Family Life In Hawaii During The Hawaiian Monarchy. Mormon Pacific Historical Society. 1980, Vol. 1, p.38-55.
https://scholarsarchive.byu.edu/mphs/vol1/iss1/8 [参照 2023-10-20]
→検索キーワード「ohana　Hawaii　site:edu　filetype:pdf」でヒットした論文。
ハワイ君主制時代のハワイの家族生活について書かれている。

3.海外の論文を収録したデータベースで、英語の検索キーワードを使って資料を探す
■Google Scholar
・edited by Monica McGoldrick; Joe Giordano; Nydia Garcia Preto. Ethnicity and Family Therapy. 3rd ed., Guilford Press, 2005, 796p.
https://books.google.co.jp/books?id=6Al1kB_6GyMC&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false [参照 2023-10-20]
→検索キーワード「hawaiian　identity　ohana」でヒットした図書。Googleブックスにて資料タイトルで検索すると多くのページを読むことができる。p.64-74の“CHAPTER４　Na 'Ohana: Native Hawaiian Families”には古代ハワイの社会生活における宇宙観、ohanaの語源・定義・価値観などが書かれている。また、p.72-74の“REFERENCES”では関連資料も知ることができる。

・edited by Lyn Wright; Christina Higgins. Diversifying Family Language Policy : hb. Bloomsbury Academic, 2022, 338p.
https://books.google.co.jp/books?id=kk1PEAAAQBAJ&lpg=PA103&dq=what%20is%20ohana%20in%20Hawaii&lr=lang_ja%7Clang_en&hl=ja&pg=PA103#v=onepage&q&f=false [参照 2023-10-20]
→検索キーワード「what is ohana in Hawaii」でヒットした図書。Googleブックスのプレビュー機能で一部読むことができ、テキスト内検索機能を使うと（検索キーワード「Ohana」）、「Ohana」という単語が多数登場していることがわかる。p.103～の“CHAPTER SIX　The Formation of 'Ohana in Hawaiian Language Revitalization”では、幼い子どもを持つ3人の母親へのインタビューをもとに、彼らが「オハナ」とハワイ語の関係をどのように捉えているか探っている。

■Scopus（本学契約データベース）
・Dye, Thomas S. A CASE FOR HANDY AND PUKU'I'S ETHNOGRAPHIC RECONSTRUCTION OF THE POLYNESIAN FAMILY SYSTEM IN HAWAI'I. Journal of the Polynesian Society. 2021, vol.130, no. 1, p.45-68
→検索キーワード「ohana」、詳細検索の右側サイドメニューで分野を「Social Sciences」に絞り込んでヒットした論文。Handy氏とPukui氏による論を、他の論も引用しながら検証するような内容。

■ScienceDirect（本学契約データベース）
・J. Ke. Off-island hawaiians “making” ourselves at “home”: A [gendered] contradiction in terms?. Women’s Studies International Forum. 1998, vol.21, no.6, p.681-693.
→Googleにて検索キーワード「オハナ」でヒットした下記日本語版Wikipedia「オハナ」の脚注[１]で紹介されていた論文。p.689右段にOhanaの語源について記述あり。テキスト内検索機能を使うと（検索キーワード「Ohana」）、「Ohana」という単語が登場するその他のページもヒットする。
・日本語版Wikipedia「オハナ」
https://w.wiki/7Tam [参照 2023-10-20]

4.ハワイ関連の研究者の著作をあたる
■Google
＊Mary Kawena Pukui氏
→検索キーワード「オハナ　精神」でヒットしたハワイ州観光局公式ラーニングサイト内ページ「オハナの精神」にて、「ハワイ文化の研究者、故メリー・カヴェナ・プクイ」として登場。人名で「メリー・カヴェナ・プクイ」で検索すると、英語版Wikipedia「Mary Kawena Pukui」がヒット。Bibliography欄に著作リスト（抜粋）が載っており、リンク先で読めるものもあり。 1.で紹介した図書“The Polynesian family system in Ka-'u, Hawai'i”の著者のひとりでもある。
・「オハナの精神」（ハワイ州観光局公式ラーニングサイト ALOHA PROGRAM）
https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/392 [参照 2023-10-20]
・英語版Wikipedia「Mary Kawena Pukui」
https://en.wikipedia.org/wiki/Mary_Kawena_Pukui [参照 2023-10-20]

＊Marjorie K.Mau氏
→検索キーワード「Native Hawaiian Traditional value」でヒットした下記ウェブサイト記事の著者のひとり。Googleにて人名で検索するとプロフィールがヒット。ネイティブ・ハワイアンの健康研究を行っている研究者であることがわかる。下記ウェブサイト記事のp.20“Traditional Health Beliefs”の章では、医療現場で見受けられるネイティブ・ハワイアンの伝統的な健康信念および価値観のひとつとしてOhanaを紹介している。
・Mau, M, MD, MS; Patricia Blanchette; Dee-Ann Carpenter; Martina Kamaka; Erin Saito. Health and health care of Native Hawaiian and other Pacific Islander Older Adults. In Periyakoil VS, eds. eCampus-Geriatrics, Stanford CA, 2010.
https://geriatrics.stanford.edu/ethnomed/hawaiian_pacific_islander.html [参照 2023-10-20]
・Marjorie K. Mau :: Profile
https://native.jabsom.hawaii.edu/au_mau_profile.htm [参照 2023-10-20]

5.ハワイの教育機関が提供している資料をあたる
■ScholarSpace
https://scholarspace.manoa.hawaii.edu/home [参照 2023-10-20]
→ハワイ大学の機関リポジトリ。「Ohana」で検索すると関連論文が多数ヒットする。

■AFFECT
https://affect.coe.hawaii.edu/about-us/ [参照 2023-10-20]
→ハワイ大学教育学部とハワイ州教師協会による教育系団体のウェブサイト。
モジュール学習の教材として下記ページあり。
・“Module 4 Lesson 4 Native Hawaiian Families”. AFFECT.
https://affect.coe.hawaii.edu/lessons/homelesstransitory/ [参照 2023-10-20]

6.ハワイ関連の情報および資料の参考文献欄を参照する
■DOORS（本学OPAC）
・矢口祐人『ハワイの歴史と文化 : 悲劇と誇りのモザイクの中で』(中公新書 ; 1644)（中央公論新社, 2002）
→検索キーワード「ハワイ」、絞込項目で「今出川図書館 寧静館1階(文庫・新書)」に絞り込んでヒットした図書。p.240～の参考文献ページで「通常の観光ガイドとは異なるハワイの一面を知る手がかりとなる」日本語と英語の資料を多数紹介している。

■Google
・Kenneth R. Conklin.“The word 'OHANA is a modern invention (according to an article in Honolulu Magazine)”. Hawaiian Sovereignty: Thinking Carefully About It.
https://www.angelfire.com/hi2/hawaiiansovereignty/ohana.html [参照 2023-10-20]
→3.で登場の日本語版Wikipedia「オハナ」の外部リンク欄で紹介されている、Kenneth R. Conklin博士の下記ウェブサイト内の記事。Scott Whitney氏が“Honolulu Magazine”2001年9月号に寄稿した“Inventing 'Ohana”という記事について取り上げている。
・Hawaiian Sovereignty: Thinking Carefully About It
https://www.angelfire.com/hi2/hawaiiansovereignty/ [参照 2023-10-20]