レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年10月21日
- 登録日時
- 2007/11/15 18:01
- 更新日時
- 2010/03/24 17:12
- 管理番号
- 福若-2007-1020
- 質問
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解決
妙玄寺(小浜市)の名の由来となった妙玄尼のことについて資料がないか。
- 回答
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「妙玄尼公について」 東條義山著,『酒井忠勝に見る近世大名の姿』ほかに、関連資料がある。
史料的なものとしては、『小浜市史』社寺文書編に妙玄寺の関連史料が所収されている。
- 回答プロセス
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①自館でタイトル/個人件名で「妙玄尼」で検索する → ヒットなし。
② 妙玄寺関係の資料をあたる。また、妙玄寺第七世の(東条)義門が著名人物のため、義門関係の資料をあたる。
③ この経過で妙玄尼が酒井忠利(小浜藩初代忠勝の父)の母であることを確認。酒井家関係の資料をあたる。
②~③により、以下の関連資料を確認した。
(1)『酒井忠勝に見る近世大名の姿』川越市立博物館1995(H289/サカイ)
:p96に忠利~忠勝頃の妙玄尼を含む酒井家家系図がある。p18・19,78~81に妙玄寺が所蔵する「妙玄尼画像」ほかの図版・解説がある。
*このほか、『三百藩主人名事典』や『系図纂要』等の系譜集で、酒井忠利の部分に母として妙玄尼(石川清廉の娘)のことが出てくる。
(2)『小浜市史』社寺文書編1976(H275/オ/5)
:p557~584に「妙玄寺文書」を所収。「妙玄尼画像記」「妙玄尼本山須弥壇収骨覚書」が活字化されている。
*義門関係の資料には、出自・家系等の部分に妙玄尼および妙玄寺建立(川越)~小浜移転の頃の経緯がでてくる。
『贈正五位東条義門』松見旬堂 1942 (H188/トウシ)p3には、妙玄尼が帰依し妙玄寺第一世とした敬伝ほかの妙玄寺系譜図がある。
(3)『酒井家文庫目録』『酒井家文庫藩政史料目録』を調べると、
「妙玄寺古記録」「明賢院後由緒」「忠利公年譜」等の関連史料が所蔵されている。但しこれらは、『小浜市史』にも未所収で、
活字化されていないようである。
*この他、『小浜市史』社寺文書編「妙玄寺文書」の説明には、「妙玄寺伝記」の所収を分量が多いいため、割愛したことが記されている。
*その後、下の論文が確認できた。
・「妙玄尼公について」 東條義山著 『小浜市史紀要』第5輯 1981(H275/オ/5) 所収
【2010.03.24修正】
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 寺院.僧職 (185 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 妙玄尼(明賢院)
- 妙玄寺
- 酒井忠利
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 妙玄尼は、小浜藩主初代酒井忠勝の祖母にあたり、妙玄寺の名の由来ともなっている。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000039446