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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2012年12月20日
登録日時
2013/01/25 16:11
更新日時
2013/03/19 17:20
提供館
埼玉県立久喜図書館 (2110009)
管理番号
埼熊-2012-218
質問

解決

作家ゾラの言葉で、「沈黙は共犯」という言葉があったと記憶しているが、どの著作に記述があったか知りたい。
回答
ドレフュス事件に関してゾラが発行したパンフレット「フランスへの手紙」に該当の言葉があった。この著作の情報があるものとして、以下の資料を紹介した。
『ドレフュス事件とゾラ:抵抗のジャーナリズム』(稲葉三千男著 青木書店 1979) 
 p169-224 ドレフュス事件に関連するゾラの活動に関しての記述あり。
 (「第7章 真理は前進している:ゾラの登場」)
 (「第8章 わたしは糾弾する!」)
 p203-205 1898年1月6日のパンフレット「フランスへの手紙」に関する記述と引用の中に、該当すると思われる記述あり。
「1897年が暮れて、新しい年がやってきた。(中略)同じ1月6日、ゾラは、2回目のパンフレット「フランスへの手紙」を発売した。「青年への手紙」と同じ基調の手紙である。
「(中略)私のただ一つの懸念は、真実の暴露が、完全に、ただちに行なわれないかもしれないということだけである。秘密裡の予審につづいて、非公開の審理があっても、終止符を打ったことになんかちっともならない。
むしろそのときにこそ、事件がはじまったというべきだろう。なぜなら、いまこそ発言しなければいけないし、沈黙は共犯を意味することになるからである。(後略)ゾラは、まさに事態の本質を見抜いていた。」

『ドレフュス事件とエミール・ゾラ:告発』(稲葉三千男著 創風社 1999)
 p3-26〈『フランスへの手紙』〉の章に経緯および全文の訳あり。
 p5「かなり長文のパンフレット『フランスへの手紙』を、おなじくパンフレットの形で前年12月14日に公刊した『青年への手紙』の続編として、精魂こめて執筆していたためかと推測できる。なお、『フランスへの手紙』の発売を、ゾラ自身は「1月6日」と記しているけれども、彼の記憶違いで(『書簡集 第9巻』132ページ注)、4日と5日で執筆、6日印刷、7日発売が正しいとされている。」
 p7-22〈フランスへの手紙〉本文訳あり。
 p22「ただちにピンからキリまでが明らかにされなかったら--これが私のただ一つの心配である。秘密の審査につづいて非公開の裁判が開かれたとして、なんの決着にもなりはしない。沈黙は共犯に等しいから、どしどし発言せねばならず、そのときには事件を再燃させるしかない。真の「歴史」が書かれることを禁止できると信じることほど、馬鹿げたことはない!この歴史はきっと書かれる。そこにかかわっている責任の度合いがどんなに小さいにもせよ、書かなかったなら、きっと罰せられる。」
 p117-157『私は告発する』の発表経緯と本文あり。
 p136「(略)彼があえてしたのですから、私もあえて申しましょう。真実を私は申します。規則に縛られているために裁判が、真実を隅から隅まですっかり明らかにしないというのなら、それを私がいうと約束したからです。語るのが私の義務です。私は共犯者になりたくありません。」
回答プロセス
ゾラやドレフュス事件に関する資料を確認した。
以下は記述なし。
『ドレフュス事件とエミール・ゾラ:1897年』(稲葉三千男著 創風社 1996)
 p238-250『青年への手紙』の執筆経緯および全文の訳あり。本文の中に「沈黙は共犯」もしくはそれに類する表現なし。
事前調査事項
NDC
  • 個人伝記 (289 9版)
  • 人生訓.教訓 (159 9版)
  • フランス (235 9版)
参考資料
  • 『ドレフュス事件とゾラ:抵抗のジャーナリズム』(稲葉三千男著 青木書店 1979)
  • 『ドレフュス事件とエミール・ゾラ:告発』(稲葉三千男著 創風社 1999)
キーワード
  • Zola, Emile Edouard Charles Antoine(ゾラ エミール)
  • ドレフュス事件
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
人物 ; 言葉
質問者区分
図書館
登録番号
1000127436
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000127436 コピーしました。
アクセス数 7294
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