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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2024/02/11
登録日時
2024/02/11 12:05
更新日時
2024/05/21 10:12
提供館
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)
管理番号
名古屋市鶴-2024-001
質問

解決

名古屋市守山区の本地が丘は名古屋市とつながる南側の道路以外を尾張旭市に取り囲まれ飛び地のようになっている。
いつ頃から本地が丘は尾張旭市からくりぬかれて名古屋市の一部となったのか知りたい。
回答
詳細な経緯は不明ですが、江戸時代から本地が丘周辺は現在のような形になっていました。

今の本地が丘周辺は江戸時代「白山」あるいは「平山」と呼ばれ、尾張旭市の前身にあたる印場村と稲葉村に挟まれた尾張藩の藩有林となっていました。

江戸時代に作成された印場村の村絵図を見ると本地が丘付近は「大森村持分」と記載されています。大森村は守山区の前身にあたる村で、本地が丘と道路でつながる森孝新田も大森村から新田開発で分離した地域でした。

印場村や稲葉村ではなく大森村の領域とされた理由は不明ですが、江戸時代の本地が丘は大森村の村民が管理を行い、薪や下草を採取する薪炭林として使っていたようです。

明治時代に印旛村や稲葉村は周辺の村と合併し、旭村→旭町→尾張旭市と変化していきますが、『尾張旭誌』に掲載された明治時代の地図でも既に本地が丘は現代と同じ形で尾張旭市(当時は旭村)の領域から外れていました。

大森村や森孝新田も明治時代に周辺町村と合併して守山町→守山市になった後、名古屋市と合併して守山区となっています。本地が丘も合併の際に守山市に取り込まれており、名古屋市と合併する前の守山市の地図でも現在と同じ地理区分になっていることが確認できます。

また、「尾張旭市」や「守山市史」には合併時の本地が丘に関する記述はなく、飛び地状態を解消しようという動きは無かったようです。
回答プロセス
最初に昭和37年(1962)に発行された旧守山市の住宅地図を確認したところ、すでに本地が丘周辺は現在と同じ位置関係となっていました。

続いて『守山区誌』を確認したところ、p.363「町名解説」の中で『矢田川物語』を引用して、本地が丘は江戸時代には「平山」と呼ばれ、現在は守山区に編入されている大森村の領域となっていたことを紹介していました。
またp.326-349にかけて守山区にあった江戸時代の村が紹介されており、本地が丘にあたる地域は森孝新田の一部と紹介されていました。しかし掲載されている村絵図から、平山(本地が丘)は確認できませんでした。
次に『守山区誌』で引用されていた『矢田川物語』を確認すると
p.251-254で江戸時代の本地が丘地域について解説しており、「平山」の他に「白山」とも呼ばれていたと紹介されていました。

続いて『尾張旭市誌 本文編』を確認すると、p.221、p.231で明治時代初期の尾張旭市の地図を確認出来、明治時代から本地が丘は尾張旭市に含まれていなかったことが分かりました。またp.196-236にかけ尾張旭市の成立時の状況について解説されていました。
さらに、『尾張旭市誌 資料編』を確認すると、p.114-115に江戸時代の印場村の村絵図を確認することが出来ました。
事前調査事項
NDC
  • 日本 (291 9版)
  • 中部地方 (215 9版)
参考資料
  • 守山区制50周年記念事業実行委員会 編. 守山区誌 : 区制施行五〇周年記念. [守山区制50周年記念事業実行委員会], 2013.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024368559
  • 小林元著. 矢田川物語 : 大森・印場・森孝新田の今昔. 愛知県郷土資料刊行会, 1980.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000794734697984
  • 尾張旭市/編. 尾張旭市誌 本文編. 尾張旭市, 1971.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I23211009210026176
  • 尾張旭市/編. 尾張旭市誌 資料編. 尾張旭市, 1971.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I23211009210026177
  • 住宅協会/編. 守山市全商工住宅案内図帳. 住宅協会, 1962.
    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I23211009940024822
キーワード
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査 事実調査
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000346224
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000346224 コピーしました。
アクセス数 2232
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